ブログ「もみじ市民ホール」
新米日記の記事

年忌

2018
12/11

葬祭部の横田です。

いつの間にか丹波に来て半年が過ぎていました。
私事ですが、一軒家で一人暮らしを始めたり、色々とご縁があって猫を飼いだしたり、
お休みの日は少し探検したり、割と楽しく過ごしてます。

そういえば葬祭業に就いて、使う事が多くて今では知ってて当然の事になってしまいましたが、
最初の頃は「これ、そういう意味だったのね...。」と思ったことがあります。

まずは年忌の事。

四十九日、一周忌、三回忌、七回忌、十三回忌...と続き、三十三回忌や五十回忌で弔い上げとなります

四十九日はそのままです。亡くなった49日後。
一周忌もそのまま。亡くなった1年後。ここまでが喪中といわれます。
ちょうどタイムリーなお話ですが、喪中ハガキを出すのも亡くなった年の年末ですね。

ややこしいのはここからです。
三回忌は・・・?
三年後?

実は2年後です。
七回忌は6年後。

...つまり数え年なのです。

ご存じでしたか...?
私は知りませんでした。

身内だと、母方の祖母がすごく律義に法要を執り行う人なので、
ずいぶん前に亡くなった親類や、私が小学生の頃に亡くなった祖父の回忌法要を、祖母の家で集まってしていました。

毎回母方の親戚の誰かしらから連絡が来るのですが、ちょうど今年5月にも十七回忌の法要があり、
「そろそろ命日かー!17年かー!だいぶ経つなー!呼ばれたから行っとこう!」ぐらいの気持ちでした。

違うんです...。
17年ではなかったのです...。
...数えなので、16年です。

そういえば享年も数え年ですよね。
あれも意味があって、少しでも長生きしたように見せるために享年を使うそうです。

ちなみに神道だと式年祭といって、数えではなくそのままの年数で行うそうですよ。
分かりやすくて良いですね。


男って弱い...?part2

2018
12/07
葬祭部の佐々木です。

前回ブログを書いていた時にふと、
「先立たれた男性はどうして弱ってしまうんだろう?」
と、気になったので調べてみました。

とあるアメリカの大学の研究では、妻に先立たれた男が早死にする確率は、平均より30%も高いという結果が出ていました。
妻と離別した男性は平均余命が9年、死別は3年以上縮まるという研究データがあります。
逆に、夫に先立たれた女性には、こういった傾向はほとんど見られないようです。
男性側としては深刻です...。

何故こういった結果になってしまうのか...。誰だってできる事なら健康に長生きしたいですよね。

平均的には女性の方が、男性よりも多趣味で、友人も多い事が関係しているそうです。
確かに男性でこれといった趣味が無く、仕事に打ち込んでいる方は、どうしても仕事上の付き合いの方が多くなっていきます。

そういうわけで、定年後のほぼ唯一の人との関わりである「妻の死」という大きなストレスを発散できず溜め込み、結果体を壊す事になってしまうのでしょう。
逆に女性は趣味や友人でうまく分散していくので、あまり影響がなくなるということですね。

...となると、男性はもっといろんな所で人間関係を分散したり、趣味などでやりがいや楽しみを見つけるといいのかもしれません。
まぁ性別に関わらず色々なお付き合いをしたり、何か楽しい事を見つけたり、色々な所に出かけたりする事が多い人は、やはり若々しくエネルギッシュに感じます。

そういう関係性や趣味作りも、人生を楽しむこと...そして後には終活に繋がるのでしょう。
亡くなった後も「こういう人だったな。これが好きだったな。」なんて偲んでもらえたら素敵ですね。

自分も何かそういうものを見つけて、一日一日を楽しく過ごしていきたいです。

お骨はどうする?

2018
11/27

葬祭部の横田です。

お葬儀が終わったら親族の方には火葬場に向かっていただきます。
収骨までの間は待合室を取れば火葬場で待つこともできますが、
大概の方はもみじ市民ホールに戻ってこられます。
そして、また収骨の時間になったら火葬場に行って、初七日があればまた戻ってきます。

その時にはお骨壺を抱えて...

そこでずっと気になっていたのですが、お骨ってどんな供養の仕方があるんでしょう?

まぁ普通にお墓に納骨する、お寺で供養していただく...というのはごく一般的な方法ですね。

それから樹木葬、散骨、手元供養という少し聞いた事のある言葉から、
ゆうパックで送って永代供養!遺灰をロケットで飛ばして宇宙葬!ダイヤモンドにしちゃう!
なんてものまで。夢がありますね。

地域の風習にならって供養するのか、そばにいてもらうのか、自由にしてあげるのか。

手元供養は以前から割と気になっていたのですが、
アクセサリー型だったり、置物のような形だったり、
小さな骨壷にお骨を少しだけ納めて自宅や持ち歩きで保管する方法です。

DSC_0071.png
写真は森田石材店で展示しているものです。

一輪ざしがついている飾り台とお骨壷のセットなのでお花で雰囲気を変えたり写真を飾ったりしてもいいと思います。
手元供養のお骨壷はほんの少しだけお骨を入れて供養するものなので、
小さくてかわいらしいものが多いです。足を運んでいただいた際はぜひご覧くださいね。


男って弱い...?

2018
11/23
葬祭部の佐々木です。
入社して2ヶ月目になりました。

早くお仕事に慣れるよう、日々奮闘しております。
この会社では新米ですが、葬祭業に携わるようになってもうすぐ1年程になります。

その中でひとつ感じた事があります。
それは...男性より女性の方が強い!

奥様を先に亡くされた旦那様はだんだんと弱り、短命になる傾向が高く、
逆に旦那様が先に亡くなった場合だと、奥様は毎日を楽しみながら、健康で長生きされる方が多いように感じます。
葬儀の際の喪主挨拶でも意外と男性の方は泣いてしまう方が多いですが、女性は耐えて、しっかりと話す方が多いです。
一概には言えませんが...。

「母は強し」と、良く言いますし、
女性の方が精神力と言うかストレスに対する耐性が強いのでしょうか。

どうしてそうなってしまうんでしょう?
ちょっと気になったので、また詳しく調べて次回のブログで書いていきます。

pose_oisugaru_man.pngseikou_banzai_woman.pngのサムネイル画像

分からない事はこわい。

2018
11/13
6月に入社した葬祭部の横田です。

ちょうど5年前に知人の葬儀が立て続いて、人の死に興味が湧き、引っ越しに伴って転職しました。

そういえば入社直前の時期に、なんとなく今更ながら映画の『おくりびと』を観ました。
納棺師のお話なのですが、奥さん役の広末涼子がその夫で納棺師役の元木雅弘に向かって
「けがらわしい!」と叫ぶシーンがありました。
ちょっとショックでした。

なんだか死ってとてもタブー扱いされます。
なぜでしょう。

しかも本木雅弘の父親役が亡くなった瞬間
「夫は納棺師なんです」と。
そこで手のひら返しか、と。
すごくショックでした。

いや、いいシーンなんですよ。
今まで理解のなかった妻がやっと、自分の大事にしている仕事を認めてくれたっていう。

理解できないし、分からないからなんの準備もできない。
突然訪れるから怖いし、怯えるのかもしれません。
しかも、死は取り返しがつきません。
あとから後悔しても遅いのです。

色々な人と話をして視点を変えてみたり、
少し知識を入れてみれば、今まで全く興味がなかったことに興味を持つこともあります。
広末涼子のように手のひら返しちゃうこともあるかもしれません。

もしお葬儀のことで気になっていることなどがあれば、森田石材店でも、もみじ市民ホールでも、ご相談に乗りますので、ぜひいらしてくださいね。

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