ブログ「もみじ市民ホール」
2019年11月の記事

出棺時のクラクション

2019
11/25
スタッフの義積です。

この地域では、出棺の時に車のクラクションが鳴ります。あの「ファーン」と鳴る音を聞くと、なんとも言えない悲しげな気持ちになります。私はなぜ鳴らすのかいつも不思議に思っていました。調べてみると様々な説があるそうです。
 
説の一つに、故人が使っていた茶碗を割る「茶碗割り」の音の代わりと言われています。地域によっては生前故人が使用していたお茶碗を出棺の時に割る風習がありますね。もう帰ってきても、お前の食べるお茶碗は無いから、成仏しなさいという意味で割られます。

別の説では、「一番鶏」もあります。昔の葬儀は通夜を終え、夜が明けると朝一番に出発しました。夜が明けたことを告げるのが一番鶏です。現在の出棺は朝一番ではなくなりましたが、その意味からも、これからあの世に向かう道から鬼や魔物を退散させる意味があるそうです。他にも説はありますが、故人が安らかな旅立ちであるように送り出すものです。出棺の際には、心を込めてお送りしたいですね。

car_reikyusya_youshiki2.png

喪中はがき

2019
11/24
葬祭部の広田です。

この時期になると喪中ハガキの御注文をいただくことが多くなってきます。
「喪中につき年末年始の御挨拶をご遠慮させていただきます」という文面でお送りして「今年は年賀状出しません」というお知らせをします。

しかし「今年親戚のお葬式に行ったから喪中ハガキ用意しなきゃ」というわけではありません。
一般的には喪中ハガキを出すべきと考えられているのは二親等以内の関係の方が亡くなった場合です。
「自分の姉の旦那さんのお兄さんのお嫁さんのお父さんが亡くなったから喪中ハガキを出さなきゃ」となってくると大変です。
二親等以内というと故人様からみた場合、祖父母、両親、配偶者、配偶者の親、子供、孫があてはまります。

もし年末バタバタしていて喪中ハガキの準備をしそびれてしまった場合は寒中見舞いを出しましょう。

イベント

2019
11/24
葬祭部の広田です。

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、もみじ市民ホールでは定期的にイベントを実施しています。
寄せ植え教室、ハーバリウム教室、フラワーアレンジメント教室、ペパナプリース教室、無料相談会を今年は和田ホールで実施いたしました。
谷川ホールでのイベントが少なくなってしまい申し訳ございません。
来年は谷川でも和田でも実施していこうと考えています。
もしよろしければなんですが、イベント内容についてご意見いただけたら嬉しいです。
「こんなイベントやってほしい」というような意見は大歓迎です。
是非宜しくお願い致します。

エンゼルケア

2019
11/22
葬祭部の杉上です。

病院などでお亡くなりになった後の処置を「エンゼルケア」と言います。「エンゼルケア」の一般的な内容は、「医療器具を外した後の手当」「治療でできた傷の手当」「体の清拭」「鼻、口、耳への脱脂綿詰め」「着替え」「死化粧」などが行われます。
 
私たちも納棺前に、着替えと死化粧をさせて頂きます。病院で綺麗にして帰られていても、パジャマや寝間着で帰られた場合には、旅立ちに選ばれた着物やスーツに着替えをします。そして、頬が痩せておられる方や、入れ歯が合わない方などは含み綿を施し、元気な頃のお顔に近づけます。私は、元気な頃のお顔に近づけることが、とても大切なことだと思っています。

長い闘病の末にお亡くなりになると、元気だった頃の姿から大きく変化していることも多く、その姿は家族に深い悲しみを与えます。そして人生最後の姿を美しく整えることは、故人の尊厳を守ることにもなり、ご家族の方の心のケアにも繋がります。

お化粧をする場合には、生きている方と同じように保湿をしてから肌色を整えます。男性の方も顔色によってはお化粧します。先日、お化粧をさせて頂いたご家族の方は、息子さんが綺麗になったと、携帯で写真を撮られていました。苦しみのない穏やかな顔は写真に撮ることもできます。

おばあちゃんへの手紙

2019
11/08
葬祭部の杉上です。

先日、家族葬を行いました。
娘さんご夫婦に、お孫さん、ひ孫さん、親戚さん数名の30人弱のお式でした。

お別れに娘さんとお孫さんがお手紙を書かれておられたので、式の最後に読まれてはどうですか?とおすすめすると、お孫さん二人が読み上げてくださいました。

棺の中に沢山の花を手向けて頂き、色とりどりの折り紙で作られた折り鶴を入れられ、娘さんとお孫さんが棺を囲むようにしてお手紙を読まれました。お孫さんが思い出を辿りながら読まれる手紙は涙を誘います。

お手紙を読み終わり、棺のふたを閉じた後には、花束の高さと変わらないくらい小さなひ孫さんが、出棺用の花束を棺の上に捧げられました。

ご家族だけで、しっかりとお別れをする時間が取れることは、家族葬の1番良いとこだと思います。

fukushi1.jpg

葬儀は十人十色。
ご家族だけの葬儀がふさわしい方。
故人様に縁がある方が沢山お見えになるのがふさわしい方。
私たちは皆さんの思いに添って、お式のお手伝いをさせて頂きます。
1  2
葬儀を急いでいる。緊急で相談したい。何もわからない。お気軽にお問い合わせください。いざという時は24時間365日受付 0120-763-940 FAX:0795-77-2688 メールでのお問い合わせはこちら
メールでのお問い合わせはこちら