ブログ「もみじ市民ホール」
2019年1月の記事

忌中布

2019
01/30

葬祭部の広田です。

「忌中布」とは何かというとお悔やみのあった家の玄関先に吊るして、忌中であることを表す目印になります。
最近ではあまり見なくなってきましたが、まだその風習が残っている地域があります。

忌中布を吊るすことに良いも悪いもないのですが、近所で最近良くない事件がありました。

お葬儀があった家を狙って泥棒が入ったのです。
葬儀後の家には葬儀代金を支払うためのお金や香典があります。
それを狙ってのことだと思います。

忌中布は葬儀があったことをあらわす目印になりますので、ご自宅を留守にされることの多いお宅は、吊るさないという判断をすることも大事だと思います。

手作りの納骨袋

2019
01/28
葬祭部の奥川です。

最近、ブログでもよくお話させて頂いておりますが、忌明法要時の納骨のお話です。納骨の時は、私たちは納骨袋(さらしで作られた白い袋)を、準備させていただきます。
昨年お手伝いをさせて頂きましたお家の奥様は、納骨袋をご自身でお持ちになられました。
お話をお伺いすると、前日に作られたそうで、「持ってきてくれるのは知っていたけど・・・。」と仰っていました。

納骨の時には、手作りの袋を使って、納骨をさせて頂きました。
納骨に限らず、白装束等も生前に作られる方もおられます。
やはり既製品とは違って温かみが出ます。

「昔作った物で汚れているから」とおっしゃる方もおられますが、汚れていても構いません。
手作りの物で故人様を送り出してあげて下さい。

残された者の悲しみ

2019
01/25
葬祭部の義積です。

12月にいとこが亡くなりました。葬儀の仕事をして、たくさんの葬儀を経験してきましたが、二度と会えないと思うととてもさびしい気持ちになりました。

病気でやせ細った手を握っていると、いとこのご主人は、「僕は彼女のおでこが好きだった」と優しく撫でられて優しく話かけられていました。

これから一人暮らしをしないといけないが、家の書斎で仕事をしていると、そっとコーヒーを入れてくれる、リビングではインコに話しかけている、いつも仕事で成功した時は「良かったね」と褒めてくれる。部屋の家のあちこちに面影が映り、まだ普段の気持ちにはなれないと言われていました。とても仲の良いご夫婦だったので大切な人を亡くした辛さがひしひしと伝わりました。

大切な家族を亡くすと深い悲しみに襲われます。これは特別なことではなく自然なことです。この悲しみから少しずつ治癒されることを「グリーフワーク」と言われてます。葬儀を行い、斎場で焼骨し、その姿を見て亡くなったことを認識し、四十九日、百ケ日と段階を踏み日常の生活に戻っていきます(全ての人がそうなるとは限りません)。ご家族を亡くされたが身近にいらっしゃれば、せかさず、ゆっくりと日常に戻れるように見守ってあげてください。 



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香典返し

2019
01/24
葬祭部の杉上です。

香典返しは、お通夜やご葬儀で故人にお供えいただいた金品(香典)へのお返しです。
お悔やみいただいた方々へ、弔事が滞りなく終えたことと、御礼の気持ちを伝えるために贈るものですから、気持ちが伝わるお品選びが大切です。

香典返しには『不祝儀を残さない』という考えがあるため、『後に残らないもの』が好まれます。
そのため、お茶やコーヒー、紅茶、海苔、砂糖といった『食べたらなくなる』食べ物や飲み物がよく使われます。
相手の方がいつ召し上げるかは分からないため、日持ちのするものを選ぶと良いです。

また、『使えばなくなる』石けんや洗剤、タオル、シーツ、毛布などの日用品も定番とされています。
ただ、基本的に日用品はすでに持っているものなので、もらって余ってしまうというご家庭も多いようです。
素材にこだわったものを選ぶなど、同じものをもらっても嬉しいと思ってもらえるような工夫があるとよいですね。

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のど仏

2019
01/22

葬祭部の横田です。

葬儀が終わると火葬場、斎場へと向かいます。
そして火葬終了後、火葬場で収骨を行います。

火葬場では普通の人は普段見ることがない本物のお骨が見られます。
身内が亡くなった心境の中、落ち着いて見ることはなかなかできませんが、よく見てください。

のど仏って何...?

第二頚椎、つまり首の骨です。頚椎は全部で7つあり、上から数えて2番目のお骨という意味です。

男性の喉に出ているのど仏は軟骨なので残りません。

こののど仏って何者で、どういう謂われからのど仏呼ばわりをされているのでしょうか...。

ダウンロードのコピー.jpg
ちなみにのど仏はこんな形です。
穴が開くぐらい見てください。





・・・何か人の形をしているような気がしませんか?



ダウンロー2ドのコピー.jpgのサムネイル画像

合掌して座禅を組んでいる仏様に見えませんか?

初めてこの名前の由来を知った時はこじつけだなぁと思いました...。
ちなみに指先の爪の下にあるお骨は指仏と言います。
指仏も形由来で、言い方は良くないですが、女子トイレのピクトグラムのような形をしています。

第二頚椎のひとつ上にあるお骨の第一頚椎は、リング型になっていてのど仏の上にかかるようになっているので、
お寺様が着けている袈裟に見立ててそのまま袈裟仏と呼ばれます。

火葬した後も故人様の体から仏様がたくさん残ると思うと、そばで見守ってくれているような気がしますね。




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