ブログ「もみじ市民ホール」
新米日記の記事

3枚の絵

2017
03/22
もみじ市民ホールに「当家様」「親族様」として来られたことのある方はお気づきだと思いますが、控室の壁にこのような絵が飾ってあります。

ずんどこ.jpg

中央の絵は「宇宙」をあらわす「大日如来」。
左の絵は「衆生の救済のため人間界に近い菩薩の身」となった「聖観音」。
亡くなった人の魂が「聖観音」の導きのもと天界にあがる姿を描いています。

右の絵は「ブッタ滅後56億7千万年後の遠い未来に姿を現し、多くの人々を救済する」とされる「弥勒菩薩(みろくぼさつ)」。
亡くなった人の魂が仏となり「弥勒菩薩」とともに現世の家族を見守る姿を描いています。

三枚の絵を合わせて見ると、全ては宇宙である「大日如来」のご加護の元、天界と地上界の繋がり、亡くなった方と現世にいる家族との絆の繋がりを描いています。

遠く離れた存在になったとしても、共に支えあっていること。見守ってくれていること。共に歩んでいること。いつも見方でいてくれること。そんな事を感じさせてくれる作品となっています。

この作品は兵庫県出身の『ずんどこ書家 中山聖』さんに描いていただきました。
もみじに来られる際には一番下に書いてある言葉も読みながら、ずんどこ書家の絵をお楽しみください。

瀬川

袱紗(ふくさ)の色々

2017
03/16
葬儀へ参列し、受付でお香典を渡す時に使う袱紗(ふくさ)。
なんとなく、袱紗に包んでいるけれど何故包むかってご存知ですか?
人に渡す大切なお金を汚さないよう、裸で持ち歩かないのが日本人の礼儀とされています。大体予想通りですね。

実は、慶事と弔事では袱紗の包み方は違います。

【慶事】
1)祝儀袋をふくさ中央よりやや左の方へ寄せて置く
2)左を中に折り込む
3)上をたたみ、次に下をたたむ
4)右を折り、裏へ返して完成
慶事.jpg

【弔事】
1)不祝儀袋をふくさ中央よりやや右側の方へ寄せて置く
2)右を中に折り込む
3)下をたたみ、次に上をたたむ
4)左を折り、裏へ返して完成
弔辞.jpg

次に渡し方ですが、慶事・弔事共に受付の前で袱紗から金封を取りだします。
そして受付の方が表書きを読める向きにし手渡します。その時に、片手ではなく両手で手渡すとより綺麗です。

会葬者の方を見ているとほとんどの方が綺麗に手渡されています。どうぞトライしてみてください。

瀬川

終活袋

2017
03/13
もみじ倶楽部の会員証が今月より新しくなり、旧会員証と交換に回っています。

先日、交換に行かせていただいたお宅のご主人に、「古い会員証は保管されていますか?」と尋ねると、すぐに大きな袋を出してこられました。
その袋には「終活」に関わるエンディングノートや、お葬儀についての本。
そしてもみじ倶楽部の会員証も、その中に大切に保管されていました。
「資料は集めとるけど、全然準備が進まんのや。遺影写真撮りに行きたいんやけどなぁ」と話しをされました。

そこで、先日も遺影写真だけ先に作っておきたいと老婦人が来られていましたよ。というお話をさせていただき、そこから終活について一緒に30分ほどお話をしました。
遺影写真は一人2万円程でできること、スナップ写真からでも立派な遺影写真が作れること。
熱心にお話を聞いて下さり、最後に「まだ少し早い気もするけど、動ける内に準備はしとかななぁ」と話されました。

「終活」という言葉はもう殆どの方がご存知だと思いますが、実際に終活をされている方は山南町では、まだまだ少ないように思います。
「まだ早いから...」ではなく、「動けるうちに」終活のご準備をされてくださいね。

瀬川

亡くなってからも、ひげは伸びる?

2017
03/08
「最近ひげ剃りしたばっかりやのに、亡くなってからもひげは伸びるんやねぇ」
納棺の際にこのような言葉を言われる事があります。この言葉、実は多くの方が口にされます。
しかし、厳密に言うと亡くなってからひげは伸びません。にも関わらず、大勢の人が伸びたように感じるということはどういうことでしょうか?

亡くなると、皮膚が水分を失い身体全体の皮膚が収縮します。皮膚が収縮する一方でひげや髪の毛、爪は収縮しないため、伸びたように見えるのです。
分かりやすく言うと、乾燥で中に埋まっている毛や爪が押しだされる、ということです。

余談ですが、皮膚の乾燥が始まると眼球の水分も無くなる為、目の部分が少し落ち込み、生前より少しだけ彫の深い顔に見えることがあります。
その為か、「彫りが深くて男前でねぇ」と話をされる方も少なくありません(笑)

瀬川

ピンピンコロリ

2017
03/03
「ピンピンコロリ」という言葉をご存知ですか?
病気に苦しむことなく、元気に長生きし、病まずにコロリと死のう」という意味の標語だそうです。

そんなピンピンコロリの御利益を受けようと、沢山の高齢者の方が訪れるパワースポットがあるそうです。
やっぱり皆考える事は同じ、出来るだけ元気で長生きし、家族に迷惑をかけることなくころっと死のうということですね。
有名な所を3つだけご紹介しますね。

・会津ころり三観音(福島県)
ぴんころ地蔵尊(長野県佐久市)
・大和ぼけ封じ霊場(奈良県)

ちなみにピンピンコロリとは反対の意味を持つ「ネンネンコロリ」という言葉もあるそうです。
ピンピン元気でコロッと往生を目指したいものです。

PKK.jpg
ぴんころ地蔵尊(長野県佐久市)
瀬川
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