ブログ「もみじ市民ホール」
2021年12月の記事

お別れの時

2021
12/14
葬祭部 伊藤です。

 只今、入職3か月が過ぎようとしております。
 お別れのお手伝いができるように、日々研修を重ねています。

 先日より、故人様にお手向けするお花をご遺族様にお渡しする役割を担うようになりました。お顔をご覧出来る最後の場なので、皆様方にお心残りがないように切に願っております。
 
ただ、喪主様は十分にお別れの時間を過ごされているのかが気がかりです。喪主様は、ご葬儀にはお決めいただくことが沢山あったり、親戚の方へのお気遣いや、故人様の生前お世話になった方などへの対応もあり、私の想像を超えるお忙しさやお疲れがあるかと思います。その中でお別れの時間が来て、心静かに故人様に向き合うことができておられるか・・、気になっています。
 
どうか、どうぞ少しの時間であっても周りの方々を気にせずに、お別れをしていただければと思います。

 まだまだ未熟者ですが、少しでもそのお手伝いができるように、ご遺族様に寄り添えるプロのスタッフになれるように努力いたします。
 
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新人さん

2021
12/11
葬祭部の広田です。

最近、もみじに新人さんが2人入ってきてくれました。二人ともすごく真面目で、頑張り屋さんです。どんな業種でも初めは覚えることが多くて大変だと思います。きっと今が一番大変な時期だと思うので頑張ってほしいです。

私も他業種からの転職でもみじに入ってきたので新人の頃の気持ちはよく分かります。この仕事は特別な資格が無くても就ける仕事ですが、誰でもできる仕事ではないなと思います。きっと心優しくて人の気持ちに寄り添える人が就ける仕事だと思います。自分で自分の事を言っているわけではありませんよ(笑)。 新人さんは二人とも気づく力と優しい気持ちを持っているので、きっと良いスタッフに成長してくれると期待しています。私は入社してそろそろ5年経ちますので中堅の立場になってきました。新人さんに負けないように私も頑張っていきたいとおもいます。
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大切なもの

2021
12/11
葬祭部の板垣です。

先日、十数年働いていた前職の友人と久しぶりに会ってご飯を食べに行きました。

僕が前職を辞めた時がまだコロナ過だったのもあって外で沢山の数で集まってご飯を食べる事は中々厳しい状況でしたので友人の第一声が「仕事を辞める時に送別会出来なくてごめんな」と言われました。
僕としては、コロナ渦なのでしょうがない事だと思っていたので友人からこんな言葉を言ってもらえて「ありがとう」という感謝しかありませんでした。

友人の近況や一緒に働いていた時の話をしていたら時間はあっという間に過ぎてしまっていて、別れ際に「また皆で時間合わせてご飯、食べに行こう」と言ってその日は別れました。
家に帰ると妻から「いい友達やな」と言われ、友人は家族の他にも大切な存在なのだと思いました。

これは幾つかのご葬儀の時に感じた事で、コロナがなければ亡くなられた方の友人で最期の別れをしたかった方も沢山いたんだろうと思うと切ない気持ちになりました。
早くコロナが完全収束して昔のように気兼ねなく友人達と会える日がくればと思います。

六文銭

2021
12/02
葬祭部の杉上です。

納棺の時に故人様の身支度を整え、頭陀袋の中に六文銭をいれて、お首にかけさせていただきます。今は貨幣自体有りませんので紙に印刷してあるものを使用しています。

故人様に持たせる六文銭には、三途の川の渡し賃、六地蔵のお賽銭など諸説あります。

三途の川の渡し賃の有名なお話が有ります。
『人は無くなると、あの世との境目である三途の川を渡ると考えられています。しかし、三途の川は泳げず、船に乗って渡るしか方法が有りません。その船に乗るために必要な渡し賃が六文銭です。六文銭を所持していないのに三途の川を渡ろうとする人は、懸衣翁(けんえおう)と奪衣婆(だつえば)と呼ばれる夫婦の番人によって、故人の衣服がはぎとられる』
というものです。日本では古くからこのお話を信じられてきたそうです。なので六文銭を持っていれば、故人が三途の川を無事に渡れると言われてきました。

ちなみに六文銭を今の貨幣の価値に換算すると、180円から300円ぐらいになるそうです。船に乗るのですから交通費と考えると妥当な金額かもしれませんね。

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人の縁

2021
12/01
葬祭部 義積です。

私が葬儀を担当した男性が来店されました。男性は、葬儀後に病気が発覚し、大きな手術をされたそうです。帰り際に「義積さんの顔を見ることができて良かった。」とおしゃいました。それから数か月後に男性はお亡くなりになられました。

葬儀の打合せをしていますと、お仕事や、性格、趣味や生き方などから故人様の生前のお姿が見えてきます。故人様は登山が趣味で、国内外の山に登られていました。葬儀には多くの登山仲間が参列にお見えになりました。そして、お棺の中には、仲間と一緒に映された山での、お写真が納められました。故人様のお姿を見て、涙を拭う方、何も言わずじっと見つめる方、それぞれの中で最後のお別れをされました。

どのような方でも、ご家族やご友人、ご近所の方々など様々な人とご縁があり出会い、共に年を重ねていきます。私自身も多くの縁で結ばれながら生きています。生きていると良いことも悪いこともありますが、縁を大切にしていこうと思います。故人様のご冥福をお祈り致します。

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