ブログ「もみじ市民ホール」
2017年2月の記事

会葬者席、前列は誰の席?

2017
02/28
お式が始まる一時間ほど前に式場の入り口に立ち、会葬に来られた方をお席へと案内します。

「ご一般様はこちらのお席へ...」と案内している最中、ふと式場内を見ると悲しい事が起きています。
祭壇向かって左側、ご一般様のお席です。後ろの方のお席は綺麗に埋まっているのに、前から4列程お席がぽっかりと空いてしまっています。実はこの現象、よく起きるのです...。

「自治会だから、後ろの方で良いよ」と言われる方と、「前の方は自治会さんに空けておかなくちゃ」と言われる方がいます。これが前のお席が空いてしまう理由の一つです。
お式が始まる10分ほど前になっても、前のお席が空いているようなら「皆さん前の方のお席が空いているので、3列程つめて下さい」とご案内をいたします。しかし、皆さん少し想像してみて下さい。
自分が亡くなり、お式に沢山の方が参列してくれる、それはとても嬉しいことですよね。でも、前の方のお席が空いていたら少し悲しいですよね。

もちろん、自治会さんが代表でお焼香をされる時、挨拶をされる時には前のお席は空けております。
しかし、それ以外の時には特に座り順に決まりはございませんので、ぜひ前のお席から座っていただけたらと思います。

瀬川

遺影写真

2017
02/27
祭壇の中央に飾られる遺影写真
少し前までは、老人会で公民館に集まり遺影写真を作られる方が多かったようですね。
遺影写真を撮られてから長生きをされ、実際にその写真を祭壇に飾らせていただくと『まぁ!若い時の写真やね~』という声をよく聞きます。

どんなに若い時の写真であっても、自分で遺影写真を準備しておくと、どんな写真が祭壇に飾られるのか分かっているので、ちょっと安心です。
自分で準備をしていないと、亡くなってから祭壇を見ることができない為、「その写真は使って欲しくなかった‥‥‥‥」なんてこともあるかもしれませんね。

今日、もみじに来られた老婦人は、入退院を繰り返しているご主人を心配して相談に来られたのですが、ご主人とご本人の遺影写真を注文して帰られました。
持って来られた写真を見ながら、どの洋服に着せ替えするか、背景はどんな色にするかを選ばれ「ずっと気になってたことが準備できて良かった」と安心して帰られました。
事前に準備をしておくと、元気な間に自分の遺影写真を見ることが出来ます。

お二人の遺影写真の出来上がり、喜んでいただけると何よりです。

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杉上

祭壇のお花

2017
02/24
葬儀に参列し、まず目に入るのが祭壇ですよね。
その祭壇って、毎回イメージが違うことにお気づきでしょうか?

実は故人様が好きだった花や色を、祭壇にいれアレンジしています。
ご家族のお話をお聞きし、祭壇をイメージします。

例えば、「優しく温厚なおばあちゃんでした」と語られたなら、淡い色のお花を沢山使い、柔らかいラインをお花で縁取ります。
また、音楽が趣味だった方の祭壇には、お花で音符を表現したり、サッカーが好きだった方ならサッカーボールを表現したりと故人様を表現した祭壇を作らせていただいています。

昔はお花の種類も菊がメインでしたが、最近は洋花を入れることも多くなり、花祭壇のアレンジの幅が広がってきました。

最期は、故人様をイメージした祭壇でご先祖様の元へとお送りしたいですね。

奥川

奥さまの納棺

2017
02/23
葬儀の仕事をしていると、同じお家で二回目、三回目とお葬儀を施行させていただくことがあります。
一度施行させていただき、「前にもみじさんでお世話になって良かったから」と言ってご依頼をいただきます。

先日、お葬儀のご依頼の電話がありました。
電話で故人様のお名前を聞いて驚きました。3年前に喪主様として、元気にされていた方が亡くなられたということでした。
お身体を冷やしにご自宅へ伺うと、痩せられ3年前の面影が殆ど無くなっていました。

納棺の際、故人様の奥さまが「この人はパジャマじゃ駄目なの、スーツを着せてあげたい」とおっしゃり、故人様と握手をしながらシャツの袖を通され、靴下を履かされ、最後にネクタイを締められました。
「髪の毛はこの辺から分けて横に流していたわ」「袖の所のボタンはいつも私が付けていたの」と語りながら、優しく故人様に触れられていました。
最後には故人様がいつも飲まれていたアイスコーヒーで末期の水をされ、納棺は終わりました。

納棺後には「痩せてしまって面影があまりなかったけど、とても綺麗にしてもらえて良かった。ありがとう」と感謝の言葉をいただきました。
お着替えやお化粧だけの力だけではなく、自分自身で故人様に触れ、一緒に体を拭いたり、ネクタイを締めてあげたりすることで、段々と心が大切な方の死を受け入れていくのだと思います。

納棺は見た目を綺麗にするだけではなく、ぽっかりと空いてしまった穴を少しでも埋めるためのとても大切な時間です。
納棺の際は是非お立会ください。

瀬川

4名のお葬儀

2017
02/21
先日、会葬者が親族さん4名様だけのお葬儀を施行させていただきました。
故人様には、家族が居らず親族の方が葬儀をだされました。

お葬儀のご依頼をいただいた時から、4名だけとお聞きしており打ち合わせもスムーズに進みました。
4名さまだけなら、祭壇も控えめな物をと思っていたのですが、故人様の姪にあたります喪主様が「最後だから」と、少し華やかな祭壇を選ばれました。

納棺の際には、故人様のお好きだったお洋服をご準備されていたのでお着替えをさせていただくと、とても喜んでいただけました。
ご家族様ではなく、ご親族様が出されたお葬式だったためあっさりとしたお別れになってしまうのかと少し心配もしていましたが、最後のお別れの際には故人様へ優しくお声をかけていらっしゃり、暖かみのあるお式となりました。

大きなお葬儀で大勢の方に送っていただくのも勿論良いのですが、今回のように本当に親しい方だけのお葬儀も暖かみがより感じられ良いなと思いました。

奥川
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