ブログ「もみじ市民ホール」
2021年8月の記事

自宅葬

2021
08/31
葬祭部の広田です。

喪家の方々や参列に来られた方が「昔は自宅で葬儀をしてね、大変やったんや」と言われ、続けて「葬儀会館ができて楽になったわ、自宅でするとなるとまず片付けからバタバタするからそりゃもう大変や」という言葉をよく耳にします。

山南町に葬儀会館が建ち、ここ10年で「葬儀は会館で」という認識がほぼほぼ固まってきていると思います。急な事で家の準備が全くできていないという方でも、会館であればいつでも受け入れ可能ですので、葬儀社の私が言うのもなんですが便利な施設だと思います。2年ほど前に私の父の葬儀にも便利さは感じていました。

しかし、コロナ禍の影響もあってか家族葬が増え、そして自宅葬が増えてきているように思います。私個人的には自宅葬もいいなと思う部分はあるのですが、葬儀社として自宅葬をお考えの方にメリットとデメリットのお話をしておきます。

まずメリットですが、故人様を住み慣れた思い出のある場所から送り出すことが出来る。近隣の方が弔問に行きやすい。会館を使わない分、費用が抑えられる場合があります。逆にデメリットですが、天候や気温の影響を受けることがあります。準備や片付けに家族の負担がある。会館に比べスペースが限られているので、どうしても密になってしまいます。もし自宅葬をお考えの方がいらっしゃれば、一言ご相談いただければ家の間取りや親族の数、家の外の様子などを考慮し、お話しできることもあると思いますので、お気軽にお声掛けください。

最期の意思

2021
08/30
葬祭部の義積です。

タレントのロンドンブーツ1号2号の田村淳さんが書かれた、彼のお母さんの記事を読みました。久仁子さんは昨年8月にガンでお亡くなりになりました。「何かあった場合、うちは延命治療はせん」と久仁子さんはガンが見つかるずっと前からと繰り返しおっしゃっていました。それでもガンが見つかった後は延命治療について何回もご家族で話し合いが行われたそうです。
 
ふと私は64歳で亡くなった従姉妹を思い出しました。従姉妹は胃ガンが見つかった時点で余命1か月の宣告を受けました。「もう十分幸せな人生だったから辛い抗がん剤治療をしたくない。」という本人と、一日でも長く生きて欲しいと願うご主人で意見が食い違い何回も話し合ったそうです。どちらの意思を優先させるかは難しいものだと思います。

田村さんは「延命治療を望まないことは、早く死にたいと思いがちですが、それは違う」と言われています。私もそれは終わり方の意思のひとつだと思うのです。家族会議をして、そのひとつを選択するということは、どちらかの意思を尊重したことになります。そうすることで、「お母さんがこう言っていたから、これで良かったんだ」と納得することができるのでしょう。

棺の中に好きな物を

2021
08/21
葬祭部の杉上です。

納棺の際に「棺の中に入れてあげたいものはありませんか」とお声をかけると「グランドゴルフが好きだったからクラブを入れたい。」とおっしゃいました。しかしクラブは燃えにくいものなので難しいとお話しましたら、とても残念がられました。

 葬儀前の打合せの中で、故人様がグランドゴルフやパチンコが好きだった話を聞き、やはり好きな物を棺の中に入れてあげたい気持ちが伝わってきます。そこで、燃えやすいものであれば良いと思いパソコンに向かいました。そうですイラストです!まずはグランドゴルフのクラブを検索しました。

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次にパチンコです。パチンコで嬉しいのは何といってもパチンコの玉が大量に出てドル箱を積んでいる風景でした。検索すると有りました!その2枚を大きめの用紙にプリントしました。

棺前のお別れの時に「それでは最後にご主人さまがお好きだったものを入れてあげてください。」とイラストをお渡しすると、奥様が驚きながら大変喜んでくださいました。パチンコのドル箱には親族様も笑いが。
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奥様が声を掛けながら棺の中に入れてるのを見ていると、ついもらい泣きしてしまいました。

オンライン葬儀

2021
08/17
葬祭部の門脇です。

現在、色々な物がオンライン化していっています。葬儀のオンライン化も昔から有ったのは有ったのですが、このコロナ禍により少しずつ普及をして来ています。オンライン葬儀(リモート葬儀ともいいます)とはパソコン、スマホなどを利用して遠隔地から参列できる葬儀携帯の事です。

主な特徴は、インターネットを通じた葬儀のライブ配信や、葬儀後の期間限定の映像配信です。利用するシステムや端末にもよりますが、葬儀会場にいる参列者と、遠隔地にいる参列者が会話することも可能です。葬儀に参列したいけど、やむを得ず参列できない方への対応策としてオンライン葬儀が有効な手段として受けいれられつつあります。 また、遺族側の立場であれば、コロナ禍で参列者を限定せざる得ない葬儀において、会場にお越し頂けない方に参列の機会を用意するという意味でもオンライン葬儀が存在意義を持ちます。
このオンライン葬儀にももちろんメリットとデメリットがあります。

メリットでは上記でも書きましたが「葬儀会場に来れない方が参列できる。」「葬儀会場の容量を超える規模の葬儀が出来る」「感染症対策として有効」があげられます。2番目のメリットに対しては仮に葬儀会場が数十人しか入れない大きさであっても、オンラインでは数百人、数千人と際限なく葬儀に参列していただくことが出来ます。また、大きな会場を使用するよりもコストが抑えられることもメリットとして考えられます。

デメリットとしては「撮影範囲の問題がある」「デジタル端末に弱い人もいる」「スマホなど通信機器の不備で参加できない方もいる」
ひとつのデメリットの撮影範囲の問題に関しては故人の姿を見たいという方がいらっしゃるかもしれませんが、故人を撮影することには抵抗を感じる人もいます。また、火葬場は撮影が禁止されているため、オンライン葬儀では最後のお別れの様子まで立ち会えないという問題もあります。

もちろんオンライン葬儀自体が受け入れらるかという問題もありますが、金額を調べたところオンラインサービス自体は大体3~5万程でそこまで金額ははらないそうです。ちなみに香典や供物に関してもクレジット決済などで対応もできるので全てオンラインで済ませる事ができます。
まだまだ郡部では普及は先の話になりますが、近い将来オンライン葬儀が主流になる時代がくるかもですね。

故人を身近に感じるダイヤモンド

2021
08/15
葬祭部 義積です。

お亡くなりになり両親の遺骨でダイヤモンド作りたいと相談を受けました。そんな商品があることは知っていましたが実際に相談を受けたのは初めてでした。

天然のダイヤモンドは、炭素が自然環境の中で、高温高圧にさらされて生まれるものです。ご遺骨から作られるダイヤモンドは、火葬後もご遺骨中に含まれる炭素を取り出し、人工的に高温高圧にかけることで製造された合成ダイヤモンドになります。人工的に製作されたものですが、その硬度、輝きなどは天然ダイヤモンドとまったく同じです。指輪やネックレスなどデザインも豊富です。 

ご遺骨が身に着ける貴金属になると、大切な人をずっと身近に感じることができます。テレビを見ていましたら、ある女性がご主人の遺骨を指輪にして、毎日主人を身近に感じているとのことでした。その人にとって唯一無二のものです。

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