ブログ「もみじ市民ホール」
2018年1月の記事

念仏の種類

2018
01/29
葬祭部の広田です。

皆さん「念仏」はご存知ですよね?
しかしその念仏にも種類がいくつか存在することはご存知でしょうか。
仏の理法を称える「法身念仏」、仏の徳を称える「観念念仏」、仏の名と帰依を称える「称名(唱名)念仏」。
他にも臨終に際して称える念仏があり「臨終念仏」と言われます。
臨終念仏は死者の死に臨んで死後の浄土を願って称える念仏です。
お経と念仏は一緒だと思われがちですが、お経は仏の教えそのものですので念仏とは全くの別物です。
一般的に念仏と呼ばれているのは称名念仏で、仏を念じる時に口にする言葉です。
仏の姿や徳を心に思い浮かべて仏の名を口にし「自分は心身ともにあなたに捧げ全ての拠り所とします」と念じます。
浄土教ではこの念仏を称えることによって浄土へ導かれるとされているので、信者達は浄土へと救済されるべく
熱心に念仏を称えているのです。
「なんまいだ」という表現を聞いたことがあるかもしれませんがこれは「南無阿弥陀仏」が崩れた言い回しで意味は同じです。
念仏は宗派によって違いがあり「南無阿弥陀仏」「南無妙法蓮華経」「南無釈迦牟尼仏」「南無大師遍照金剛」「南無摩訶毘盧遮那仏」などがあります。
ちなみに我が家は浄土真宗ですのでよく耳にするのは「南無阿弥陀仏」です。

祖母の葬儀

2018
01/22
葬祭部の瀬川です。

先日、祖母が亡くなりお葬式を執り行いました。
元々重い病気を患わっており、病院へ通って検査をしては入院...。ということを繰り返していました。
昨年末に入院してからは、お医者様より「もうあまり長くない」とお聞きしていた為、毎日病院へ通いました。
病院へ通う中で、お葬儀の話も祖母としました。
入院をしている祖母にお葬儀の話をするのは酷ではないかなとは思いましたが、私の仕事を祖母はよく理解してくれていました。
祖母はまだ元気な時から「家族葬でええ」と言っていましたが、「家族葬だったら、色々な人にお別れをしてもらえないし、家族葬だからと言って安いわけじゃないよ」と伝えると一般葬で納得してくれました。
そこからどんな祭壇が良いか、遺影写真の背景や亡くなった時に着せてほしい着物のこと、お棺に入れてほしい物の事等の話をしました。

いざ祖母が亡くなると大忙しです。
祖母と既にお葬儀の話はしていた為、プランも決まっていましたし、着せるお洋服も完璧です。
父にも予め、もしもの時の為に「親族さんの連絡名簿」を作るようにアドバイスをしていた為、亡くなってからは本当に確認作業のみでした。
何も準備がない状態でのスタートと、予め準備をした状態でのスタートでは天と地ほどの差があります。
しかし、事前準備をしていても大忙しでした。お通夜までには丸1日の時間があったにも関わらず時間が足りない!と思うことが多くありました。
丸1日あってもそのうちの大半は、お家にお参りに来られる方の対応でした。

お通夜、お葬儀の日には祖母のお友達やご近所さん、沢山の方にお別れにきていただきました。
お別れに来られる方を見ていると、やっぱり一般葬にして良かったなと心から思いました。
事前準備として祖母とお葬儀のことを話し合い、希望を聞いていたからこそ叶えられたことは沢山あります。
祖母とお葬儀の話をしていなかったら、亡くなってからどんな服装で旅立ちたかったのか。遺影写真はどんなものが良かったのか。何も分からないままのお別れでした。
祖母と話をしている最中、「亡くなってから慌てないように事前に話をしよう」ではなく、「祖母の希望をなるべく多く叶えてあげられるように話をしたい」という気持ちでした。
皆さんもそんな気持ちで事前準備を始められるのも良いかもしれません。


ロウソクの火

2018
01/19
葬祭部の広田です。

小さい頃、誕生日やクリスマスの時のケーキのローソクは勢いよくわくわくしながら吹き消していました。しかし葬儀に関わるローソクや線香の火は吹き消してはいけないとされています。同じロウソクなのに何故だろうと疑問に思い調べてみました。

どうやら仏教では、人間の息は「穢れたもの」「不浄なもの」として認識されているようです。なんだか失礼な気がしますね。ですが確かに人間の口からは他人の悪口や罵詈雑言を言いますので、仏様が嫌うのも無理はない事かもしれません。

同じ理由かは定かでは有りませんがキリスト教でローソクの火を吹き消すのもNGのようです。

どうやら吹き消しても良いローソクはケーキの上にしかないようですね。

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ご自宅での家族葬

2018
01/17
葬祭部の奥川です。

先日、ご自宅でのお葬儀をお手伝いさせて頂きました。
「自宅で家族葬で見送りたい」と言われた喪主様の意向です。
費用面の事も有り、立派なお仏壇を荘厳壇に使用し、お仏壇の左右に供花を飾りました。
外回りですが、「通夜には家族葬といっても、隣保の方がお参りに来られるかも」と言うことでしたので、門前提灯を飾り足元を照らすような形にしました。
本当にシンプルな飾りでしたが、自宅でのお式というだけで雰囲気もあり、良いお式になりました。

お家により、様々な事情やお考えが有ると思います。出来る事、出来ないことももちろんあります。
しかし、出来る限りご当家の意向に沿ったお葬儀をお手伝いしたいと思っております。
お葬儀の打ち合わせの時には、ご当家の意向を必ずお伺いいたしますので遠慮なくお話下さい。

妊婦とお葬式にまつわる言い伝え

2018
01/15
葬祭部の杉上です。

「妊婦さんはお葬式に出てはいけない」と、聞いた事が有ります。

「妊婦がお葬式に出ると赤ちゃんがあの世に連れていかれる」
「妊婦は火葬場に入ってはいけない」
「妊婦はお骨を拾ってはいけない」

よく聞く言い伝えですが、これらの話は迷信で根拠はないとされています。

昔の人は妊婦が忌み事に出席するのを厳しく戒めていたそうです。死者を葬る儀式や、それにまつわる場所は、古くからけがれたものとされてきました。今でもお葬式から帰ると、玄関先で塩をまいて体を清める風習が残っている地域が有ります。

疫病などによる死者が多かった昔は、うっかり葬式に出て妊婦が感染することも有ったでしょうから、「葬式に出るな」というのは、その危険を避ける為だったとも考えられます。

また、昔の人たちは「死」そのものに対する恐れも、今よりはるかに強いものがあったのでしょう。「おなかに鏡を入れて葬式に出席すれば大丈夫」という迷信も各地にあるようです。その理由は「死者の霊魂が寂しがって、おなかの赤ちゃんを道連れにしようとするが、おなかに鏡を入れておけばそれを跳ね返してくれる」からだそうです。

こうした話を信じる人は今は少ないと思いますが、迷信を気にしてではなく親族としてお葬式に出るとなると、体に負担がかかっておなかの赤ちゃんに影響があるのでは?という心配はあると思います。具合が悪いと思ったら、早めに帰らせていただくとか、疲れたら断ってちょっと横になるなど、無理をしないようにしてくださいね。


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