ブログ「もみじ市民ホール」
2017年1月の記事

お骨についていろいろ

2017
01/31

日本の火葬率は99.9%で世界でダントツの一位だそうです。
欧米では高いところで70%程度、
低いところでは20%に満たないこともあります。
さて、そんな火葬大国の日本ですが、お骨に関しては
様々な地域性があるようです。

まず骨上げの順番ですが、喪主様から順番に拾ってもらいます。
次に順序としては、足元から骨壷に収めて、体の一部が入ったら
喪主様に「のど仏」を入れて頂き、頭部を入れて終わりとなります。

地域が変われば、まず歯を拾ってから足元へ行ったり
2人一組で橋渡しという作法で骨上げすることもあります。
ちなみに 「のど仏」は正式には喉頭隆起(こうとうりゅうき)と呼ばれ
喉の甲状軟骨の突起した部分です。
私たちが「のど仏」と呼ぶ部分は正確には第二頸椎となります。
これは、お釈迦様が座禅をしている姿に見えることから「のど仏」とよばれるようです。
関西では部分拾骨といって足から頭までの一部
そして「のど仏」を骨壺に入れます。
骨壺に収まらない骨は残し、斎場で供養していただきます。
関東などは全ての骨を拾う全拾骨が一般的です。

他の地域からこられた方がこの習慣を知らず驚かれたという話もあるそうです。
ですので関西の骨壷は関東の骨壷に比べやや小さ目になっています。

命日にハガキを

2017
01/30
お葬儀をお世話させて頂いたご家族様に
一年に一回の故人様の命日に
『命日カード』というものを送らせて頂いています。
七回忌までお送りさせて頂いておりますので
葬儀をされてから七回忌まで
合計で六枚のカードをお届け致します。

カードの写真は六枚全て違い、
一周忌なら一周忌、三回忌なら三回忌と
それぞれの心情に合った写真を選んでいます。
実はこのカードの写真、
もみじのスタッフが撮影した物で非売品になります。

KIMG0082.JPG

葬儀が終わり、ギフト・お位牌・墓石と済んでしまうと
お顔を見る機会が少なくなってしまいます。
ですので、一周忌と七回忌には命日カードと共に
ご供養のローソクを持って訪問しております。
皆さん、「覚えっとってくれちゃったんか」と言って
暖かく迎えて下さいます。

命日カードのお届けと共に
故人様の思い出やお葬儀の様子等を
思い出して頂けると幸いです。

瀬川

納棺ができること

2017
01/27
ある納棺のお話です。

納棺は、故人様の身支度を整えてから、お顔剃りをします。
剃った後には、ご家族様にきれいに拭いていただき、
ラストメイクを施します。
この故人様は顔色が少し白くなっておられましたので、
健康的な肌色のファンデーションにしました。
最後にドライシャンプーをして、髪を整えて終わりです。

身支度を終えた故人様を見て、ご家族皆さん
「きれいになった」
「ようなった」
「元気そうな顔になった」
と、喜んでいただけました。

そのなかで
「亡くなってから、辛くて悲しくてしかたなかったけど
 今の顔を見て悲しみが半減しました。
 ありがとうございました。」
と、おっしゃって下さる方がおられました。
私も、お手伝いをさせていただいて、
本当に良かった、と思えた瞬間でした。

お亡くなりになってから、葬儀告別式を迎えるまでの時間の中で
納棺はとても大事な役割があります。
1つは故人様のために、できる限りのことをしてあげること。
もう1つは故人様の顔をさわり冷たさを感じ、
手を触って体の硬直を感じ、
生きているのではない‥‥‥と実感することです。

故人様としっかりとお別れすることで、
感謝の気持ちが生まれ、
ご家族も心の痛手を最小限に抑えることにつながります。

PA080727.JPG

1人でも多くの家族・親族で納棺を見守ってください。

杉上

母の終活

2017
01/26
終活の1つとして「エンディングノート」があります。
私の母が描いていたエンディングノートの話をさせていただきます。

母が亡くなった時、病院から自宅に連れて帰り
棚に目を向けると、エンディングノートがありました。
中を見てみると、全ては記入していなかったのですが、
自分の性格や趣味などが書かれていました。
まさか書いているとは思いもしませんでした。
この内容は、葬儀のナレーションに使っていただきました。

更に普段は自分の写真など飾らないのに、部屋に写真が飾ってあり、
これは遺影写真に使いました。
母なりの私へのメッセージだったのかもしれません。

最近は、終活(しゆうかつ)の認識も広まり、
エンディングノートを書かれる方も居られます。
おそらく全ての欄を埋めるのは大変だと思います。
そこで、必ず埋めて頂きたいのは、自分の事、家族への思いです。
私は、別居していましたので、晩年の友達が誰なのか、
どのように暮らしていたのか全く分かりませんでした。
友人や知人の連絡先を必ず書いておいてください。
万が一の時に連絡ができます。

エンディングノートを見て、
残された者は故人の意向に沿った行動をする事ができます。
またノートを書いているうちに、やり残していることが出てくるかも知れません。
元気な内に自分の人生を見つめ直す機会を見つける
ツールとして改めていいものだと感じました。

エンディングノートを使われてみてはいかがですか?
それらを整理することにより、これからの人生を豊かにする
視野が広がり、より楽しい人生を送ることへとつながります。
それが、終活だと私はかんがえています。

奥川


祭壇のピンポン菊

2017
01/25
故人様との最後のお別れの際
別れを惜しむ悲しい空気が流れます。
そんな空気の中、お棺に納めるお花を
配っている最中にたまに言われる言葉があります。

「なぁにこのお花、初めて見たわ」

そのお花がこちらです。
pinpongiku.jpg
名前を「ピンポン菊」と言います。
私も初めて見た時、面白いお花だなと思いました。

実はこのピンポン菊、花祭壇では大活躍してるんです。
もみじ市民ホールの花祭壇では主に縁取り役として使われています。
saidan1.JPG

ピンポン菊は祭壇の縁取り。
かすみ草は祭壇足元の寂しさを隠すために。
このように祭壇のお花にもそれぞれ得意分野があります。
また式場に来られた際には、祭壇のお花にも注目して下さいね。

瀬川
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