ブログ「もみじ市民ホール」
お葬式あれこれの記事

同業の方のおもい

2018
11/19
葬祭部の奥川です。

先日、担当させていただいたご当家。
今回のお葬儀は、喪主様が同業者の方で、
私も良く知っている会社の方でした。
同業者の方なので、霊柩車やバスは喪主様が手配され、
司会者も喪主様の御心やすい方が来られました。

葬儀の担当をしていて、同業者の方のお宅の担当は、
幾度かさせていただいておりますが、
今回の喪主様は、全てご自身でされていました。

以前から喪主様より色々相談も受けており、
業者主導ではなく、喪主様が担当者として動かれた式になりました。

私も、他社で身内の葬儀をした時は、同業者というのを言わずに親族として参列していましたが、
故人様にとっては、身内に葬儀を担当してもらうのが、
一番に孝行になると言う事を今回の喪主さまから教わりました。

本当にいい経験をさせていただいた葬儀になりました。

余談ですが、祖母の葬儀の時は同業者と知られてしまったため、納棺をさせていただきました。

『頑張って歩きよ』

2018
11/15
葬祭部の杉上です。

先日、お手伝いをさせていただいた納棺でのお話です。ご自宅にて、ご家族に見守られながら息を引き取られました。故人様が、パジャマを着ておられたので、奥様が用意された紋付の着物に着せ替えをしました。
 この着物を最後に着たのは、娘さんの結婚式だそうで、皆さんで思い出話をされていました。着物へ着替えが終わり、次に死装束の内の足袋・脚絆・手甲をご家族に着けていただきました。着け終わったあと、奥様が足をさすりながら、ご主人に声をかけておられました。
「しっかり歩くんやで」「先に逝った、兄さんが待っとってやからな」「頑張って歩きよ」 涙声で、何回も何回も足をさすられていました。長年、連れ添ってきたご主人への愛を感じました。
祖父母.jpg




付き添いも大変です。

2018
09/24
葬祭部の杉上です。

以前、葬儀のお手伝いをさせていただいたご家族のお話です。

お母様が亡くなられ、病院へお迎えに行かせていただき、ご自宅へ帰れました。簡単な打ち合わせを行い、斎場の予約を行うために出かけました。その後、ご自宅へ戻ると‥‥

玄関でお父様が倒れられた直後でした! ご家族がすぐに119番に通報され、どんな状況か説明され、救急の方からに指示に従っています。私は突然の出来事に驚きましたが、ご家族と一緒に倒れられたお父様の身体を支えながら、起きようとされるお父様が動かないように押さえていました。

まもなく救急車が到着し、お父様は近くの病院へ運ばれました。

喪主様には、お父様のことが気になる中、必要最低限の打ち合わせをしていただいてから病院へ行っていただきました。

後から、お父様のご容態をお聞きすると、入院中のお母様が心配で2,3日食事もほとんど食べておられなく、貧血で倒れられたとの事でした。

ご高齢の夫婦だけで生活されていると、どちらかが入院された時にはご自分のことまでも気が回らないのかもしれませんね。子供さん家族が近くに住んでおられる場合は、子供さんが気を配ってあげられますが、他府県に住んでおられる場合は、子供が帰ってくるまでは自分が・・と無理をされたのでしょう。

後日、退院したお父様にお出会いして、笑顔でお話ししてくださいましたので安心しました。不思議なことに、倒れられた時の事は、全く覚えておられませんでした。

手作りのメモリアルコーナー

2018
09/19
葬祭部の奥川です。

先日、お手伝いさせていただいたお家のお話です。

メモリアルコーナーのお写真を、お孫さんが画用紙に貼られて作って来られました。
写真有り、メッセージ有と、温かいメモリアルコーナーができました。
式場入り口に準備させていただく時には、お孫さんの思いを大切に飾らせていただきました。

そんなお孫さんのお姿をみて、本当に優しい方ばかりのご家族で、おじいちゃんも喜ばれていると思いました。

遺影写真のお顔が、笑われているようでした。

おじいちゃん①.jpg

お父さんへの感謝状

2018
09/10
葬祭部の奥川です。

先日お手伝いさせていただいた時のお話です。

亡くなられたのは、お父様でした。
病院へお迎えにあがり、ご自宅にてお葬儀の打合せをさせていただきました。

会館の入り口に飾るメモリアルコーナーの説明をさせていただくと、
写真が沢山あるから、飾ってあげたいとご希望されましたので、沢山の中から20枚の写真をお預かりいたしました。そして写真とともに飾るメッセージカードを書いていただきました。

その中でお嬢様のメッセージを拝見させていただいたら、『感謝状』と書かれていました。
「いままでありがとう」という気持ちを感謝状という形で、想いを込められていました。

その感謝状は、葬儀の最期、お棺の蓋を閉じさせていただく時に、司会者より拝読させていただき、最期にそっとお棺の中へ入れさせて頂きました。

七七日に旅の途中、何度も読み直しながら、彼岸の世界へと向かわれている事でしょう。
お蓋を閉じさせていただく時、お父様のお顔が「ありがとう」と言われて笑われているようでした。
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