ブログ「もみじ市民ホール」
お葬式あれこれの記事

お線香の供え方

2018
02/26
葬祭部の奥川です。

お葬儀作法について調べていると、焼香回数の案内はよく目にしますがお線香のあげ方についてはあまり見ないような気がします。
今回はお線香のあげ方についてお話したいと思います。

お線香を供える本数は焼香と同じように決まりが有ります。
宗派によって違いがあり、例をあげると
1本:曹洞宗・浄土宗
3本:天台宗・真言宗
というようになっています。
浄土真宗や創価学会は香炉の中に寝かすようにお線香をお供えする「寝かせ線香」と呼ばれる供え方をします。
その時火の付いている方を左にしてお供えします。

宗派によりお線香の供え方は変わりますが、何が間違いということはなく「お線香の香りがご先祖様に届いて供養できるように」というきもちを込める事が一番大切です。
お線香の香りはご先祖様のお食事代わりとも言われています。
ご先祖様にはいい香りのお線香をお供えしたいですね。

お唱え

2018
02/23
葬祭部の杉上です。

「なむあみだぶつ」は浄土系宗派、
「なむみょうほうれんげきょう」は日蓮宗です。

「なむあみだぶつ」は
「あみださまの願いを信じていきます」

「なむみょうほうれんげきょう」は
「『法華経』を信じて実践します」という、意味です。

2つの頭に付いている「なむ」は、
「帰依する」という意味で、心の支えにすることです。

「あみだぶつ」は「仏さまの名前」で
「みょうほうれんげきょう」は「お経の名前」です。

この2つを、何となくお経の1節だと思っている人もおられるかもですが
お経ではなく「仏さま(もしくはその教え)を信じる気持ちを表す言葉」で
お唱えとも呼ばれます。

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お寺の葬儀

2018
02/15
葬祭部の奥川です。

先日、お寺の葬儀をお手伝いさせていただきました。
お寺での葬儀は本堂を式場として執り行います。今回は寺庭様の葬儀でしたので、進行等は一般家庭のお葬儀とあまり変わりません。

故人様のお人柄でしょう、沢山の方がお参りに来られ、寒い中最期のお別れをされていました。
檀家様や自治会様も前日からの準備をお手伝い頂きお送りいたしました。

出棺は、本堂から山門まで100mほどの葬列を組み善の綱を婦人会の方にひいて頂きました。
遠くから見ていると本当に暖かい雰囲気がし、ご家族・檀家様・ご友人にお送りされました。

もみじホールでは、会館葬以外にも、自宅やお寺の葬儀も対応しております。
何かご質問がございましたらどうぞお電話ください。

夫婦の遺影

2018
02/13
葬祭部の杉上です。

以前、担当した家で1年の間に2回、お父さんとお母さんの葬儀を行ったことが有ります。二人の遺影写真は、東京にお住いの息子さんのところへ遊びに行った時の物を使われました。1枚の写真から2枚の遺影写真になりました。

仏間には、2つの遺影が飾られているのですが、この度、手元用に飾るために、元の写真の背景を加工して2人を引き寄せて、1枚に2人が写っている遺影写真を作って欲しいと依頼されました。

実際のお写真をお見せ出来ないのが残念ですが、仕上がりは素敵なものになりました。

20180211ryousinn.jpg
         イメージイラスト

「普段は笑わない父が、東京へ遊びに行くと笑うんです。」と仕上がった写真を見ながら、ご家族がお父さんのエピソードをお話ししてくださいました。

遺影に使われる写真は、10年前ぐらいであっても元気な頃の方が故人様らしさが感じられます。私が聞かせていただいたように、故人様の想い出が色々と出てきて懐かしむことが出来ます。 


天冠

2018
02/02
葬祭部の杉上です。

最近はあまり見なくなりましたが、子供の頃にテレビやマンガで幽霊と言えば三角の白い布が額に付いていました。

幽霊que-13156654608.jpg

この三角の白い布は天冠(てんかん、てんがん)と言って、死に装束の一部です。「経帷子(きょうかたびら)」と言われる白い着物を着て、手には手首をお守りする手甲(てこう)、脚にはすねをお守りする脚絆(きゃはん)を付けます。頭からは頭陀袋(ずだぶくろ)を下げ、その中には三途の川の渡し賃である六文銭(ろくもんせん)を入れます。
六文銭はもちろん紙に印刷されたものです。
天冠は本来は額に付けますが、表情が変わって見えてしまいますので、頭陀袋の中に一緒に入れて持って行ってもらいます。


この天冠は三角の白い布だけのことをさすわけではなくて、高貴な方がつける物とされていて、お雛様の頭に付いている冠も天冠と言いますし、能の装束のひとつにも天冠があります。

お雛様hinamaturi01.gifのサムネイル画像

能の場合、高貴な役柄の人がかぶるものとして使用されたり、神様や天女などを表現するために使用されたりしているようです。そこから、亡くなった人を最後は高貴な姿で送ってあげたい、という昔の人の思いが込められているのかもしれません。

他にも、閻魔大王様に失礼にならないように冠を付けて正装する、という説も有ります。

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