ブログ「もみじ市民ホール」
お葬式あれこれの記事

ペットと一緒のお墓に入りたい

2019
11/03
もみじホールスタッフの義積です。

私が子供の頃は犬は外で飼うのが当たり前でしたが、最近は室内で飼うことが多いようです。季節に応じた服を着せてもらい、まさしく家族の一員ですね。

そのような気持ちから「自分が死んだら愛犬と一緒のお墓に入りたい」という方がおられます。入れるかどうかとなると問題がいくつかあります。難しい理由のひとつは仏教の中の解釈です。仏教の世界では六道という六つの世界に、生きている全てのものが分けるられていると考えられています。その六つの世界とは地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上です。人間以外の生き物は畜生界と定められているので人間とは一緒に埋葬するべきではないとされており、同じお墓に入るのはNGと考えられています。霊園によっては規則に、人間以外の埋葬を禁じている所もあります。

また、先祖代々のお墓であれば、人間以外の骨とお墓にと一緒だなんて嫌だという方がおられれば問題が起きてしまいます。とはいうものの、最近は、ペットと一緒に埋葬OKの霊園もあります。

埋葬ではなく、散骨や手元供養として家の中で供養する方法もあります。ペットの散骨は不法投棄にあたります。現在は火葬の上、斎場で供養が多いようです。手元供養とは、自宅などで小さな骨壺や容器に入れて保管し、身近に置いて故人を偲ぶというものです。最近はおしゃれなものも増えています。

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遺影写真

2019
10/25
葬祭部の杉上です。

先日、通夜前にご家族から遺影写真について質問を受けました。

『遺影写真って若い時の写真は使っちゃいけないのかしら』と...

その方は、50才過ぎてからは写真は撮らないようにしてきているので、この先いくつで亡くなるか分からないけど、50才までの写真を遺影にしようと思われているようでした。

若い頃の写真を使ってはいけないことは有りません。遺影用にと60~70才代に用意されていて、実際に亡くなられたのは90才台でも用意された写真を使われる方もあります。

遺影写真は、まずは葬儀の際に祭壇に飾り参列者にお別れをして頂きます。その後は、ご自宅の仏間に飾られたり、小さいものでしたらリビングに飾り、故人様を身近に感じることが出来るものです。

遺影を選ぶときは、なるべく人柄が分かるような写真、または1番見慣れた顔の写真で亡くなる前1年から5年くらいの間で元気だった頃をおすすめします。

「あぁ、こんな笑い方されていたよね」
「お元気だった頃、思い出すわぁ」 と

在りし日の故人様を思い出せるものがいいですよね。

どうしても50才までの写真を遺影にしたい方は、自分で"この写真"と選んでエンディングノートに記されたほうが良いですね。または、最近は写真店で撮影される方もおられます。

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遺影にこだわりがある方は、いざと言う時に後悔しないように・させないように、今から準備をはじめておいてはいかがですか。

一般葬が家族葬になるまでについて

2019
10/15
葬祭部の門脇です。

最近、もみじホールでも家族葬のご依頼が続けてありましたが、まだまだ山南町では家族葬をされる方の割合は少なく、一般葬が大半を占めます。

自分が以前まで勤めていた加西市でもホールができてから7~8年はそんな感じでしたが、そこから年々家族葬が増え、11年経つ頃には気が付けば全体の80%が家族葬になってました。

最初は喪主様が遠方にいるため、そのあとの付き合いができない方や亡くなった方に近い身内がいなかった方がされるくらいでした。

しかし、5年経ったくらいから町内の付き合いは継続してするが、葬儀は家族葬でするという方がちらほらでてき、家族+親戚の参列という形が多く、家族葬というより親族葬といった感じです。
その際の村香典(自治会香典)は葬儀の日に公会堂又は自宅で受付をして受けるという形が、加西市内でよくある家族葬の形です。

その形が増えて、自分が辞めるちょっと前くらいからは、呼ばれる親族の人数もだんだん少なくなってきていました。

これが加西市のホールができてからの葬儀の内容の動きですが、町や市によってその動きは様々です。今後、山南町ではどういった葬儀になっていくのか気になります。

最後の一杯

2019
09/13
葬祭部の杉上です。

先日、担当させていただいた葬儀でのお話です。

亡くなられたお父さんは、大のビール好きだったそうです。仕事を終えての一杯は格別で、ついつい飲みすぎてしまい‥にぎやかな夜もあったとか。

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2人の息子さんは、それぞれ成人し親元を離れ、生活をされていました。

お父さんからすると、男同士お酒を飲むのを楽しみにされていたかもですが、なかなか飲む機会もなく年月が過ぎ、最期のお別れとなってしまいました。

そんなことを司会者が式前の打ち合わせの時に聞かせて頂いてひらめきました!

『最後にお父さんへビールを注ぎましょう!』

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葬儀開式前のお父様をご紹介されるナレーションに合わせて、息子さんが棺の横でコップにビールを注ぎ、お供えしていただきました。たった一杯のビールが、息子さんたちの心のわだかまりを消した気がするステキな時間となりました。


五十回忌法要

2019
09/03
葬祭部の門脇です。

皆様、法事っていつまで行うものかご存知でしょうか?
一般的には三十三回忌又は五十回忌まで法事を行い、百回忌や百五十回忌とありますが、それ以降は省略される方が大半です。その中でも三十三回忌で弔い上げとして行い、後は省略という形が多いかと思います。

基本的には弔い上げの際は、親戚も呼び三回忌と同様の規模でされます。

しかし、最近では家族だけで済ませてしまう方が圧倒的に多いです。そういう背景には三十三回忌、五十回忌が、亡くなって32年、49年となるのもあり、親戚の方も世代が変わってしまい、故人や連れ合いの兄弟筋と付き合いが薄くなってしまっている事があるからだと思います。

そんな中でも 私が以前勤めていた葬儀会館で五十回忌法要を執り行った事があります。
私が入社し、三ヶ月ほど経った時に会館で五十回忌法要をしたいと依頼があり自分にとっては初めての法要の担当でした。お客様の家に行き、打合せをすると法要祭壇を使ってでは無く、葬儀で使う祭壇を使ってしたいとの事で式場も大きなホールを使い、見た目だけなら葬儀と変わらない規模で法要を行うことになりました。親戚の方も30名程おられました。

長年葬儀の仕事に携わっていた当時の上司達が口をそろえて『五十回忌法要でこんな盛大にされるのは初めて見た』というくらいでした。法要が終わり、集金の後にお客様とお話をする機会が有ったので失礼ながら盛大にされる理由を聞いてみました。
すると『正直、曾祖父の顔は一度も見たことないんやぁ。今日来ている親戚も見たこと無い人が大半かも。でも曾祖父がいたから、祖父がいて、父がいて、自分がいるわけやから最後くらいしっかりしてあげたいんやぁ。』との事でした。

先祖、親に感謝を持つことは口で言うのは簡単ではあるが行動に移すのは難しい事かと思います。
当時20歳でしたがそのお客様の言った言葉を今でも鮮明に覚えているくらい心に残りました。それ以来まだ先ではあるが自分の曾祖父の五十回忌が自分の世代の時に来る形になっているのでお客様程 盛大には出来ないかもしれませんがしっかり執り行おうと決心しています。


少し堅い話になりましたが、葬儀について案内していく立場ではありますが逆に大切な事をお客様から教わる事がたくさんあります。

今回は私がお客様から教わった事のひとつを記事にさせて頂きました。

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