ブログ「もみじ市民ホール」
お葬式あれこれの記事

お寺様のご紹介

2020
02/05
スタッフの義積です。

葬儀の打合せ中に「私は何のこだわりも無いので、どこかのお寺さまを紹介していただけませんか。」と喪主様がおっしゃられた事があります。念のために「菩提寺さまありますか?お墓はどちらにありますか?」と確認しました。お聞きすると地元に菩提寺さまがあり、お墓もその近くにあるとのことでした。このような場合は私共では必ず菩提寺さまに葬儀を依頼するようにお話します。
 
菩提寺さまと日頃お付き合いが少なくなるほど宗派の理解が薄かったり、お願いしにくいこともあります。しかし、今後納骨や法事などのお付き合いをもする予定であれば、たとえ遠方であっても連絡を入れるのが礼儀です。仮に連絡せずに他のお寺さまで葬儀を執り行った場合、納骨出来ない場合もあります。

菩提寺さまがあるという事は、ご先祖様の供養をお世話になるということです。今ある縁を大切にしたいですね。

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葬儀中の空き巣

2019
12/09
葬祭の門脇です。

葬儀の際に自宅に空き巣が入るという事があります。葬儀を執り行うお宅の自宅の入口には忌中紙(訃報の張り紙)を貼ります。忌中紙には葬儀の日程などが記載されている為、その時間は自宅に人がいない事が分かります。更に葬儀の支払いの為に大金を家に置いている可能性もあるので、狙われやすいのかもしれません。

しかし、今まで13年間葬儀の仕事をやってきて空き巣の被害にあった方はありません、と言いたい所なのですが、実は一度だけ前の葬儀会館のお客様で被害にあった方がおられました。その方は、自宅に忌中紙を貼りだしておられました。葬儀が終わり自宅にお客様と四十九日のお飾りをしにいきましたが、その際は誰も空き巣が入ったことには気づかず、何日後かの集金の際にもまだ気づいていないままでした。その後、四十九日が終わり飾りの片付に行った際にお客様から初めて聞きました。

空き巣といっても被害は全くなく、後日、他のお宅で空き巣をしていた時に捕まり、犯人の証言でお客様の家にも入ったと供述し、警察が来て初めて知ったそうです。その犯人は九州の方で葬儀中の家を狙いここまで犯行に来ていたそうです。

留守中の対策としまして、自宅の戸締りはもちろん、信頼できる方に留守番をお願いするのも良いでしょう。また会館に来られた場合でも、貴重品は鍵付きのロッカーに入れるなどして管理をお願いします。

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出棺時のクラクション

2019
11/25
スタッフの義積です。

この地域では、出棺の時に車のクラクションが鳴ります。あの「ファーン」と鳴る音を聞くと、なんとも言えない悲しげな気持ちになります。私はなぜ鳴らすのかいつも不思議に思っていました。調べてみると様々な説があるそうです。
 
説の一つに、故人が使っていた茶碗を割る「茶碗割り」の音の代わりと言われています。地域によっては生前故人が使用していたお茶碗を出棺の時に割る風習がありますね。もう帰ってきても、お前の食べるお茶碗は無いから、成仏しなさいという意味で割られます。

別の説では、「一番鶏」もあります。昔の葬儀は通夜を終え、夜が明けると朝一番に出発しました。夜が明けたことを告げるのが一番鶏です。現在の出棺は朝一番ではなくなりましたが、その意味からも、これからあの世に向かう道から鬼や魔物を退散させる意味があるそうです。他にも説はありますが、故人が安らかな旅立ちであるように送り出すものです。出棺の際には、心を込めてお送りしたいですね。

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エンゼルケア

2019
11/22
葬祭部の杉上です。

病院などでお亡くなりになった後の処置を「エンゼルケア」と言います。「エンゼルケア」の一般的な内容は、「医療器具を外した後の手当」「治療でできた傷の手当」「体の清拭」「鼻、口、耳への脱脂綿詰め」「着替え」「死化粧」などが行われます。
 
私たちも納棺前に、着替えと死化粧をさせて頂きます。病院で綺麗にして帰られていても、パジャマや寝間着で帰られた場合には、旅立ちに選ばれた着物やスーツに着替えをします。そして、頬が痩せておられる方や、入れ歯が合わない方などは含み綿を施し、元気な頃のお顔に近づけます。私は、元気な頃のお顔に近づけることが、とても大切なことだと思っています。

長い闘病の末にお亡くなりになると、元気だった頃の姿から大きく変化していることも多く、その姿は家族に深い悲しみを与えます。そして人生最後の姿を美しく整えることは、故人の尊厳を守ることにもなり、ご家族の方の心のケアにも繋がります。

お化粧をする場合には、生きている方と同じように保湿をしてから肌色を整えます。男性の方も顔色によってはお化粧します。先日、お化粧をさせて頂いたご家族の方は、息子さんが綺麗になったと、携帯で写真を撮られていました。苦しみのない穏やかな顔は写真に撮ることもできます。

おばあちゃんへの手紙

2019
11/08
葬祭部の杉上です。

家族葬を行いました。娘さんご夫婦、お孫さん、ひ孫さん、親戚さん数名の30人弱のお式でした。お別れに娘さんとお孫さんがお手紙を書かれておられたので、式の最後に読まれてはどうですか?とおすすめすると、お孫さん二人が読み上げてくださいました。

棺の中に沢山の花を手向けて頂き、色とりどりの折り紙で作られた折り鶴を入れられ、娘さんとお孫さんが棺を囲むようにしてお手紙を読まれました。お孫さんが思い出を辿りながら読まれる手紙は涙を誘います。

お手紙を読み終わり、棺のふたを閉じた後には、花束の高さと変わらないくらい小さなひ孫さんが、出棺用の花束を棺の上に捧げられました。ご家族だけで、しっかりとお別れをする時間が取れることは、家族葬の一番良いとこだと思います。 

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ご家族だけの葬儀がふさわしい方、故人様に縁がある方が沢山お見えになるのがふさわしい方、葬儀は十人十色です。


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