ブログ「もみじ市民ホール」
私の身の回りの記事

祖母の葬儀

2018
01/22
葬祭部の瀬川です。

先日、祖母が亡くなりお葬式を執り行いました。
元々重い病気を患わっており、病院へ通って検査をしては入院...。ということを繰り返していました。
昨年末に入院してからは、お医者様より「もうあまり長くない」とお聞きしていた為、毎日病院へ通いました。
病院へ通う中で、お葬儀の話も祖母としました。
入院をしている祖母にお葬儀の話をするのは酷ではないかなとは思いましたが、私の仕事を祖母はよく理解してくれていました。
祖母はまだ元気な時から「家族葬でええ」と言っていましたが、「家族葬だったら、色々な人にお別れをしてもらえないし、家族葬だからと言って安いわけじゃないよ」と伝えると一般葬で納得してくれました。
そこからどんな祭壇が良いか、遺影写真の背景や亡くなった時に着せてほしい着物のこと、お棺に入れてほしい物の事等の話をしました。

いざ祖母が亡くなると大忙しです。
祖母と既にお葬儀の話はしていた為、プランも決まっていましたし、着せるお洋服も完璧です。
父にも予め、もしもの時の為に「親族さんの連絡名簿」を作るようにアドバイスをしていた為、亡くなってからは本当に確認作業のみでした。
何も準備がない状態でのスタートと、予め準備をした状態でのスタートでは天と地ほどの差があります。
しかし、事前準備をしていても大忙しでした。お通夜までには丸1日の時間があったにも関わらず時間が足りない!と思うことが多くありました。
丸1日あってもそのうちの大半は、お家にお参りに来られる方の対応でした。

お通夜、お葬儀の日には祖母のお友達やご近所さん、沢山の方にお別れにきていただきました。
お別れに来られる方を見ていると、やっぱり一般葬にして良かったなと心から思いました。
事前準備として祖母とお葬儀のことを話し合い、希望を聞いていたからこそ叶えられたことは沢山あります。
祖母とお葬儀の話をしていなかったら、亡くなってからどんな服装で旅立ちたかったのか。遺影写真はどんなものが良かったのか。何も分からないままのお別れでした。
祖母と話をしている最中、「亡くなってから慌てないように事前に話をしよう」ではなく、「祖母の希望をなるべく多く叶えてあげられるように話をしたい」という気持ちでした。
皆さんもそんな気持ちで事前準備を始められるのも良いかもしれません。


ご自宅での家族葬

2018
01/17
葬祭部の奥川です。

先日、ご自宅でのお葬儀をお手伝いさせて頂きました。
「自宅で家族葬で見送りたい」と言われた喪主様の意向です。
費用面の事も有り、立派なお仏壇を荘厳壇に使用し、お仏壇の左右に供花を飾りました。
外回りですが、「通夜には家族葬といっても、隣保の方がお参りに来られるかも」と言うことでしたので、門前提灯を飾り足元を照らすような形にしました。
本当にシンプルな飾りでしたが、自宅でのお式というだけで雰囲気もあり、良いお式になりました。

お家により、様々な事情やお考えが有ると思います。出来る事、出来ないことももちろんあります。
しかし、出来る限りご当家の意向に沿ったお葬儀をお手伝いしたいと思っております。
お葬儀の打ち合わせの時には、ご当家の意向を必ずお伺いいたしますので遠慮なくお話下さい。

除夜の鐘

2018
01/05
葬祭部の奥川です。

新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
皆さんはどのようなお正月を迎えられましたか?
私は12月31日より体調を崩し、元旦から3日間寝込んでおりました。(泣)

さて、大晦日になるとお寺では除夜の鐘が鳴り響きます。
108回の鐘の鳴る音を聞きながら新年を迎える方も居られると思います。
ではなぜ108回なのでしょうか。
諸説では、人は108の煩悩が有ることからその数だけ鐘を叩き、煩悩を追い払うとされています。
煩悩とは、欲望や怒り、苦しみ等の心の乱れを指します。

除夜の鐘は、お寺によれば叩かせて頂ける所も有るそうです。
機会があれば私も叩いてみたいです!

長女の気持ち

2017
12/29
葬祭部の杉上です。

普段から涙もろい私、仕事中は感情を抑えて涙をこらえることが多々あります。

先日、担当した家は二人姉妹のお父さんの葬儀で、自分の立場とよく似ていました。喪主は長女さんのご主人。日々、お父さんのお世話をされていました。突然のお別れで、思いがけない事ですが、気丈にも喪主さんと共に準備をされてこられました。

葬儀の日、司会者がナレーションで

 『きっとは父は分かってくれているはず
 けれど、やっぱり口にして言いたかった
 最後は父の顔を見て伝えたかった
 ありがとうの言葉
 ただただ感謝です』

と、娘さんの胸の内を告げられていました。

そして、出棺前の道行きの花束贈呈。長女さんがお父さんに話しかけ、大きな声で泣かれました。

同じ長女という立場で、胸の内が痛いほど分かります。もっとお父さんと話をすればと思うけど、なぜか照れくさくて話せません。わざと素っ気なくしたり、突っ張ってみたり、素直になれません。 そんな自分と長女さんの姿を重ねてしまい、出棺前は感情を抑えることが出来ずに、ポロポロと涙をこぼしてしまいました。

葬儀後、長女さんとお話しすることがあり、泣いてしまったことをお話すると、お互い似ているところが有り、気持ちがよくわかるとおしゃっていただきました。そして、今の内に出来ることをしてあげてねと。

今、伝えることを想像しただけで恥ずかしい私ですが、後悔することの無いよう思いを伝えたいと思います。

日頃、両親に感謝はしていても、その気持ちを言葉に出来ていない方がおられましたら、皆さんも。

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葬祭ディレクターの涙

2017
12/13
葬祭部の奥川です。

先日久しぶりにお出会いした同業者の方とお話をしました。
その同業者の方は、先日若くしてお亡くなりになられた方を火葬場まで見送られたそうです。
喪主は奥様で、何を話せば良いのか、どのような対応をしたら良いのか分からなかったと言われていました。
結局どうしたのかというと、「一緒に泣いた」そうです。

若くしてご主人を亡くされ、まだ小さい子供を抱えてこれから生活をしていく奥様に対して、慰めの言葉も出てこず、一緒に涙をながしたと。
この話を聞いた時に、なんか心がジーンとなりました。私達はお客様の前では、涙はあまりお見せしません。(ご当家の前で泣く事はタブーと教えられてきました。)

しかし、ご当家の立場に立ってみると一緒に泣いてくれる人がいるというのも、また良いのかもしれないと思いました。


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