ブログ「もみじ市民ホール」

長女の気持ち

2017
12/29
葬祭部の杉上です。

普段から涙もろい私、仕事中は感情を抑えて涙をこらえることが多々あります。

先日、担当した家は二人姉妹のお父さんの葬儀で、自分の立場とよく似ていました。喪主は長女さんのご主人。日々、お父さんのお世話をされていました。突然のお別れで、思いがけない事ですが、気丈にも喪主さんと共に準備をされてこられました。

葬儀の日、司会者がナレーションで

 『きっとは父は分かってくれているはず
 けれど、やっぱり口にして言いたかった
 最後は父の顔を見て伝えたかった
 ありがとうの言葉
 ただただ感謝です』

と、娘さんの胸の内を告げられていました。

そして、出棺前の道行きの花束贈呈。長女さんがお父さんに話しかけ、大きな声で泣かれました。

同じ長女という立場で、胸の内が痛いほど分かります。もっとお父さんと話をすればと思うけど、なぜか照れくさくて話せません。わざと素っ気なくしたり、突っ張ってみたり、素直になれません。 そんな自分と長女さんの姿を重ねてしまい、出棺前は感情を抑えることが出来ずに、ポロポロと涙をこぼしてしまいました。

葬儀後、長女さんとお話しすることがあり、泣いてしまったことをお話すると、お互い似ているところが有り、気持ちがよくわかるとおしゃっていただきました。そして、今の内に出来ることをしてあげてねと。

今、伝えることを想像しただけで恥ずかしい私ですが、後悔することの無いよう思いを伝えたいと思います。

日頃、両親に感謝はしていても、その気持ちを言葉に出来ていない方がおられましたら、皆さんも。

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