ブログ「もみじ市民ホール」
2017年2月の記事

もしもの時に

2017
02/06
友人から大事な話があるから会ってほしいと連絡があり、仕事帰りに会いに行きました。
『父に病気が見つかって、不安だらけやから、もしもの時にどうしたら良いか教えて』
とのことでした。

病院へのお迎えから、葬儀そしてお墓のことについて、一通りの流れを話し、少しホッとした様子でした。

実はそんな私も、3年前に父が倒れかなり慌てました。幸いにも大事には至らずに済みましたが
皆様に事前相談をお勧めする私が、何の準備も心づもりも出来ていなかったことを反省しました。

以前、新聞で生前見積の記事を読みました。ある方は、ご主人の余命宣告をきっかけに生前見積をされ、お亡くなりの時には落ち着いて打合せが出来、満足のいく葬儀が出来たと書かれていました。

またある方は、ご自身の87才の誕生日をきっかけに生前見積をされ「元気なうちに自分流の幕の下ろし方を考えて準備万端整えた」ことを友達に話されると「あなたは長生きするよ」と言われたと締めくくられていました。

どちらも、この世を去っていく人の思いや気持ちを生かすためにされた、素敵なことだと思いました。

20170203ブログ.JPG















見積りまではされなくても、もしもの時の流れや、準備のことを聞いているだけでも助かることは有ると思います。いつでも気軽に相談してくださいね。

杉上

妻の旅立ち

2017
02/03
先日ご施行させていただいたお葬儀のお話です。

奥さまがお亡くなりになり、ご主人はご健在で長男様が喪主をされました。

式場に入られたご家族、ご親族様が遺影写真やご供花の話をされている中
故人様のご主人がすーっと祭壇の方へ来られました。
祭壇を眺めるでもなく、故人様のご遺影に向かい、静かに手を合わせられました。
10秒ほど経ち、再び顔をあげられた時には目に涙が溜まっていました。

思い出のDVD用にと預かった写真の中には
故人様とご主人、手を握り合った写真があり、本当に仲の良いご夫婦だったのだなと感じました。

ご主人が奥さまに最後に贈られた言葉をご紹介します。

「私が〇〇に贈る言葉は
 六十二年間
 共に頑張ってくれて
 感謝とありがとうの
 ひと言につきます
 安らかな旅立ちを 
 乞い願う」

瀬川

お位牌のベール

2017
02/02
お通夜に参列された際にこんな物を
かぶったお位牌を見られたことはありませんか?
位牌ワンプ.jpg
お寺さんによってかぶっている時と、かぶっていない時が
あるのですが、名前を「ワンプ」と言います。
実はこれ、お位牌のベールになります。

結婚式で花嫁がかぶるベールは「けがれなく清らかなもの」の象徴であり、
花嫁は、邪悪なものから身を守るために身につけると言われています。
お位牌のワンプも結婚式のベールと同じように
故人様を守るような意味合いがあります。

通夜式はワンプをかけて行いますが、
お葬儀・告別式の日にはワンプを外してしまいます。
式前にベールを外すのも結婚式と同じですね。

結婚式とお葬式、対極に位置するようで
少し通ずるところがありますね。

瀬川

おばあちゃんから 最後の言葉

2017
02/01
平成26年4月に
母方の祖母が亡くなりました。

祖母は島根県で長い間、
一人で暮らしていました。
晩年は、認知症の症状が出始めた頃から
薬の飲み忘れがあってはいけないので
グループホームでお世話になり
おかげさまで94才の大往生で
亡くなりました。

お葬式でみんな集まり、
遺品を整理していた時に
壁におばあちゃん直筆の紙が
貼ってるのを目にしました。

読んだ瞬間、泣きそうになりました。

おじいちゃんが早く亡くなり
ひとりになって
家を守り
村付き合いをし
気丈に生活していたんだろうなぁ
と、感じました。

おばあちゃんの言葉は
私の携帯に残し
時々、読み返し励みにしています。

私も、おばあちゃんのように
年を取っても気丈で
べっぴんさんなおばあちゃんになりたいと思います。

ブログ.jpg



















杉上

追伸:おばあちゃんの言葉に誤字が有ります(笑) 
<< 1  2  3  4
葬儀を急いでいる。緊急で相談したい。何もわからない。お気軽にお問い合わせください。いざという時は24時間365日受付 0120-763-940 FAX:0795-77-2688 メールでのお問い合わせはこちら
メールでのお問い合わせはこちら