ブログ「もみじ市民ホール」
2017年2月の記事

満年齢と数え年

2017
02/20
普段、私たちは自分の年齢を「満年齢」で表しています。
この表し方は産まれた時を0歳として、誕生日を迎える度に+1歳、と数えていく方法です。

満年齢とは別に、お葬式では「数え年」という年齢の表し方が一般的です。
この表し方は産まれた時点で1歳として、その後1月1日(元旦)を迎える度に+1歳、と数えていく方法です。

例えば、2016年6月1日に産まれたAさんがいます。
今日は2017年2月20日です。
満年齢 Aさんはまだ誕生日を迎えていないので0歳。
数え年 Aさんは産まれた時点で、1歳。さらに2017年1月1日を迎えているので2歳。
このように満年齢と数え年で差が2歳も開いてしまっています。

このややこしさが、数え年が一般的な表し方にならない理由でしょうね。
亡くなった時点で誕生日を迎えていなければ満年齢に+2歳。
亡くなった時点で誕生日を迎えていれば満年齢に+1歳。
こう覚えておくと良いですね。

瀬川

2月15日

2017
02/17
2月14日はバレンタインデ-でした。
最近は、自分チョコや、女性同士でもあげたりするみたいですね。

さて、15日は何の日かご存じですか?
2月15日は、お釈迦さまがお亡くなりになられた日なのです。
15日(地域によっては新暦の3月15日前後)にお釈迦様をしのんで、法要(涅槃会(ねはんえ))をします。
お釈迦様は12月8日35才で悟りを開き、その後、人々に教えを説く伝道をうけましたが80歳の2月15日、クシナガラで生涯を閉じました。

涅槃会は4月8日のお誕生日(仏生会)、12月8日の悟りを開いた日(成道会)のお釈迦さまに関する三代法要とされています。


奥川

四本幡

2017
02/16
葉の付いた4本の笹に「涅槃経」の四句を書いた紙を吊るす『四本幡』
葬儀が自宅で行うことが多かった頃は、自宅の門前に飾らせていただいていましたが、会館で飾る時は式場内の右端に飾らせていただいています。

四本幡CIMG5562.jpg

この『四本幡』に書いてある四つの句 (諸行無常・是正滅法・消滅滅巳・寂滅為楽) を調べてみました。

作られたものはすべて無常である
生じては滅していくことを本性とする
消滅するものが無くなり
静まっていることが安らぎである

うん~、難しいですね。

ちなみに、いろはにほへとちりぬるを‥‥で有名な「いろは歌」は、この四句を和訳したものだそうです。その意味は、物に執着する迷いを捨てる無常観をうたったものとされています。

亡くなった人へも、家族にも、向けられた言葉なのですね。

杉上

泣き女とご供養

2017
02/15
「泣き女(なきめ)」という職業をご存知でしょうか?
別名「泣き屋」とも言い、その名の通り泣くことが仕事で、韓国を中心にアジア圏で見られる職業だそうです。

大切な人との別れは悲しいもので、お別れの場で泣かれる方を沢山見て来ました。
溢れてくる涙は、故人様との思い出を懐かしんだり、別れを惜しんだり、もしかしたら後悔したり...。と自然に出てくるものです。
しかし、この「泣き屋」は当家と同じように悲しさや寂しさから溢れる涙ではありません。お葬儀のお別れの際に"泣いてもらうため"に、当家が雇うのだそうです。
では何故、そんな事をするのでしょうか?

どうやら儒教の教えではお葬儀の際に泣く人が多いほうが、徳が高くなり良いご供養ができるとされていたそうです。その考えから当家は泣き屋を雇うようになったのですね。
韓国や中国ではこの「泣き女」という職業、一般的なものだそうです。日本では、静かに死を悼むという傾向の方が多いためか一般的な職業にはならなかったようです。
ちなみに私もまだ、「泣き女」という職業の方を見たことがありません。自然に出る涙だからこそ、良いご供養が出来るような気がしますが色々な考えがあるものですね。

瀬川

じいじへ

2017
02/14
先日、執り行いましたお式で、皆さんに亡くなったおじいちゃんへ最後のメッセージを書いていただきました。
心温まる言葉の中に、可愛らしいイラストが有りました。入院中のおじいちゃんに書いていたのだけど、渡せなかったのでメッセージと一緒に棺の中に入れてあげたい、とのことでした。

『にゅういんがんばってね』
『だいじょうぶ』
『だいすき』

覚えて間もない字で一生懸命書かれてありました。94才のおじいちゃん、きっと目に入れても痛くないほど可愛がられたひ孫さんだったのでしょうね。イラストにはハートがいっぱいでした。

おじいちゃん、どうぞ ひ孫さんが健やかに成長されるのを天国から見守って上げてください。 

合掌

めいCIMG7568.jpg

杉上
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