忌中見舞

葬祭部の杉上です。

香典と共に見かける「忌中御見舞」と書かれた不祝儀袋。
病院へお見舞いに行こうと思っていた矢先に亡くなられてお見舞いに行けなかった時、通夜や葬儀に参列する際に香典とは別に用意して渡します。

忌中見舞いは亡くなった方というよりは、遺族に対して心痛を見舞うことから始まったものと言われています。忌中見舞いを行う理由は地域によって様々です。
・葬儀に参列すべき間柄であったが、やむを得ず出席出来なかった場合
・葬儀後に亡くなったことを知った場合
(葬儀が済んでから忌が明けるまでの間に遺族のお宅へ伺います。)

全国には忌中見舞いに似た習慣として「通夜見舞い」や「お淋し見舞い」などが有ります。どれも故人へのお悔みを伝えるというよりは、遺族を気遣うためのものです。心優しく気遣いに長けた日本人らしい風習だと思います。