ちょっと不思議な話

葬祭部の門脇です。

私は結構長く葬儀の仕事をしていますが、知り合いからは必ずと言っていいほど「幽霊とかみたん?」「怖い話ないの?」と聞かれます。実は数回ほど不思議な体験や心霊現象には遭遇しています。その中で私が葬儀の仕事を初めてちょうど半月経つ頃に起きた不思議な体験があります。

私が当直業務で葬儀会館で寝ていた時の事です。夢の中で、山にある長い階段が続くところに葬儀会館が複数あり、その一番上の建物から上司に「お客さん呼んできて」と言われ、建物に入ると50代ぐらいの男性の方がおられました。その方に葬儀会館に来てもらうように声をかけたところで目が覚めました。

声を掛けたその男性の顔を何故か鮮明に覚えており、夢の内容も詳しく覚えていました。変な夢だなぁと思いつつも当直が終わり、そのまま昼勤をしていると葬儀の依頼が入り私と上司で神戸の病院までお迎えにいくことになりました。

霊安室に通され、そこで故人様のお顔を見て驚きました。夢で出会った男性と全く一緒だったのです。搬送の帰りに上司にその事を話すと「そういう体験するのも、この仕事ではよくあること。門脇がこのお客さんの担当する事は運命やったんやと思うぞ」と言われました。実はこの故人様、有名な会社の社長さんで、私が担当した初めての大規模な葬儀でした。

ちなみに私がこの体験談を最初に話した人は、当時の姉の先輩芸人だった「ますだおかだ」の ますださん だったりします(笑)