喪家を代表して

葬祭部の広田です。

葬儀の際、喪主は男性のイメージがありますが、女性が喪主をする場合もあります。先日、ご主人を亡くされた奥様が喪主を務めるケースがありました。ご夫婦にはご子息が二人いらっしゃいましたが、まだお若いということで奥様が最後まで喪主の役割を務めてくださいました。ただ喪家を代表してのご挨拶は難しかったようで、そこだけは長男様に任せることになりました。

あいさつ文をあらかじめ考える必要があったのですが、長男様がお困りの様子だったのでお父様に伝えたい事、家族に対する気持ちをお聞きし、あいさつ文を代理で作成しました。その文章を読んで長男様は涙し「僕が伝えたい気持ちが全部詰まってます」と言ってくださいました。私も父を早くに亡くしているので、長男様の気持ちに寄り添えることが出来たのではないかと思います。ただ、今回はやむを得ず私が文章を作成しましたが、本来は上手い下手関係なく故人様への想いを自分の言葉でお伝えすることが大事なのではないかと思います。