供える

葬祭部の広田です。

最近もみじでお葬儀をされる方で、家族葬をご希望される方が増えてきました。
しかしこの家族葬の認識は、まだまだあやふやな所が多い様です。
打合せでお話を聞いていると 「家族葬でしたい。親族だけで、でも自治会内のお世話になった方には、会葬いただいても結構です。」と。 実はこの内容は、少しずれた打合せの会話になっています。
そもそも家族葬とは本当に近い親族、つまり喪家だけで行うのが家族葬です。親族の方にも会葬いただくのであればそれは「お身内葬」になります。さらに自治会の方にも会葬いただく場合は「家族葬」でも「お身内葬」でもなく、もはや「一般葬」です。
そして家族葬をご希望される際の注意点なのですが、故人様の知人関係、喪主様の会社関係の方々には「今回は家族葬で行います。香典も申し訳ないですが辞退致します」と伝えておかないと当日葬儀の日に、知らずに香典を持って来られるかもしれません。ありがたい話かもしれませんが、そのつもりで準備をしていないので、お返しやおもてなしが不十分になりかねません。失礼にならない為にも予めの連絡が必須になります。
亡くなられてから通夜、葬儀までは2.3日の時間しかありません。
お世話になった方への連絡やその他色々な準備を考えると時間は十分とは言えません。テレビなどでもたまに取り上げられていますが「終活」や「エンディングノート」に着目して供えておくのも、いざという時にバタバタしない方法の一つと言えるでしょう。