もしもの時に

友人から大事な話があるから会ってほしいと連絡があり、仕事帰りに会いに行きました。『父に病気が見つかって、不安だらけやから、もしもの時にどうしたら良いか教えて』とのことでした。

病院へのお迎えから、葬儀そしてお墓のことについて、一通りの流れを話し、少しホッとした様子でした。

実は私も、3年前に父が倒れた際はかなり慌てました。幸いにも大事には至らずに済みましたが
皆様に事前相談をお勧めする私が、何の準備も心づもりも出来ていなかったことを反省しました。

以前、新聞で生前見積の記事を読みました。ある方は、ご主人の余命宣告をきっかけに生前見積をされ、お亡くなりの時には落ち着いて打合せが出来、満足のいく葬儀が出来たと書かれていました。
またある方は、ご自身の87才の誕生日をきっかけに生前見積をされ「元気なうちに自分流の幕の下ろし方を考えて準備万端整えた」ことを友達に話されると「あなたは長生きするよ」と言われた、と締めくくられていました。

どちらも、この世を去っていく人の思いや気持ちを生かすためにされた、素敵なことだと思いました。見積りまではされなくても、もしもの時の流れや、準備のことを聞いているだけでも助かることは有ると思います。いつでも気軽に相談してくださいね。