最後の演出

葬祭部の義積です。

シンガーソングライターのKAN(カン)さんの葬儀の記事を読みました。病気と戦い、ご自分の葬儀の演出をされ、この世を去られました。

遺影写真は、夏目漱石の片ひじをついたポーズを真似たもので、かつてアーティスト写真として使われていたものでした。還暦の記念に撮った振り袖の写真を等身大のパネルにして、参列者をお迎えする予定が間に合わず、棺のそばに3枚の晴れ着が飾られました。通夜式終了後に配られた返礼品は、なんとポップコーン(清めの塩付)。ユーモアたっぷりにプロデュースされ、最後までKANさんらしさを貫かれました。