グラウンドゴルフを楽しむお姿で

葬祭部の義積です。

グラウンドゴルフが大好きだった故人様の遺影は、クラブを持ってホールポストに向かいボールを打とうとしている瞬間のお姿でした。表情は自然で生き生きとされています。遺影をご覧になった方は、生前の故人様そのもので、故人様にまた会えたような気持ちになられたのではと思います。

このように何かをされている瞬間や、何かお持ちのものでも遺影になります。昔なら、男性は喪服、女性は黒い着物が定番で、表情も硬く真正面を向いたものがほとんどでしたが、最近は服装も背景もカラフルなものを選ばれます。

遺影を選ぶ条件のひとつに故人様がはっきり鮮明に写っていることが大切です。写真の加工技術で服や背景を変更することができますが、ピントが甘いものをはっきりさせることはできません。できるだけピントがあったものをお選びください。

ご家族が故人様らしいと思われる表情や人柄が分かるものも大切です。趣味にいそしんでいる姿や、トレードマークの帽子を被ったもの、大好きなビールを持っている姿などでも素敵です。遺影は葬儀の際だけでなく、お仏壇に手を合わせるときや法要の際など、折に触れて目にするものです。「故人様らしさ」のある写真を選ぶとよいでしょう。