清らかな花

葬祭部の義積です。先日はカメラの趣味仲間と神戸どうぶつ王国に行ってきました。動物を見るのも楽しいですが、20才以上離れた年上の方々と一緒に過ごした一日は本当に楽しい日でした。

神戸どうぶつ王国では、薄紫色の睡蓮が咲いていました。とても幻想的です。来月頃には蓮の花の季節が訪れます。「蓮」とは、6月下旬から8月初旬に咲くハス科の植物です。上品な香り持ち、大輪を咲かせますが、花が咲くのは早朝の数時間だけで、わずか数日で散ってしまいます。

蓮は泥沼で成長します。泥沼が汚いほど綺麗な花が咲くという説もあるほど神秘的な植物です。そんな生態が仏教の考えに通づるとして、蓮の花が象徴として使われるようになりました。泥沼を人間の煩悩として表し、人生の中にある様々な苦悩や悲しみに負けず、清らかに咲き誇る生き方の例えとして用いられます。

今年、私は谷川の正覚寺様より蓮の株を分けていただきました。家の庭に鉢植えに置いているのですが、先日小さな蓮の芽が成長しているのを見つけました。葉の両端がくるりんと曲がってていて、昔見た比叡山の修行者の笠(蓮華笠と言うそうです)を思い出しました。何色の花が咲くのが楽しみです。

丹波市では青垣町にあります好古園のピンク色の蓮が有名です。山南町では梶の也足寺様の境内に黄色の睡蓮が咲きます。ぜひお時間がある時に足をお運びくださいませ。