喪章

葬祭部の門脇です。

御通夜で私服や仕事着がこられた方がリボンや腕章の喪章をつけて参列されているところを見たことがありますでしょうか?私が葬儀の仕事を始めた15年前くらいの時には特によく見られました。喪章には現在たくさんの使い方があり、上記みたいな形で使う場合もありますが、一般的には喪主が分かるようにつける喪主リボンとしての使い方が多いです。ただ、本来は遺族と参列者が礼服をみんな着ているので誰が遺族かわかるように遺族が喪章をつけるものでありました。喪主が昔と違いモーニングを着なくなったりし、誰が喪主かわからなくなるため喪章は喪主がつけるようになったのだと思います。年々、お葬式の常識は変わってきています。私は15年間葬儀の仕事をしていますが、葬儀用語にしても昔はこれを指していってたのに今では違う意味を指すということが多いです。こういった年数がたつことによっての変わっていく葬儀を実感するのも葬儀の仕事のいいところだと思います。