チン・ドン・ジャラン

葬祭部義積です。

葬儀式では道具(法具)と呼ばれる鳴り物が必ず使用されます。お経呼ばれる声と共に荘厳な空気となります。

臨済宗のご葬儀では鳴り物と言われる「印金(いんきん)」「太鼓」「妙鉢(みょうばち)」が使用されます。いわゆる「チン」「ドン」「ジャラン」です。印金は持ち手の上に「りん」がついたものです。妙鉢は、楽器のシンバルに似ています。この道具を役僧と呼ばれるお寺様が鳴らされます。

この道具を導師一人で行うとなったら大変です。持ち替えたりリズムが狂ってしまいます。ですから数名の役僧でおつとめする形が基本となります。3つの鳴り物を一人ずつが持てば3人、それに導師を加えた形を「片鉢(かたはち)」と言います。本来は、3種類の鳴り物を2人ずつが持ち、そこに導師を加えた合計7名の形を「両鉢(りょうはち)」と言います。宗派や当家とお寺様の関係などから人数は決まってきます。

こちらが印金「チーン」と鳴ります。↓

こちらが太鼓「ドン」と鳴ります。↓

こちらは妙鉢「ジャラン」と鳴ります。↓