供物の選び方

葬祭部の板垣です。

身内やご近所、知り合いの方に不幸があると、ご遺族や故人様に御香典や供物をお供えします。

葬儀社で直接注文される場合は問題ありませんが、個人で選ばれる場合にはいくつか注意が必要です。傷みやすいものや匂いの強いもの、サイズの大きすぎるもの「不幸が根づく」とされる鉢植えの植物などは避けてください。葬儀社によっては指定の業者以外はお断りされる場合もありますので、事前に葬儀社に確認される方が良いかもしれません。

仏式で選ばれるものとしては「供花(きょうか)」と呼ばれる生花以外に「盛籠(もりかご)」をお供えされることがあります。地域により様々ですが乾物やフルーツ、線香などが入ります。足のある動物や生臭い魚、肉類などは殺生をイメージするものはNGとされています。日本酒などのお祝いをイメージするものもNGとされています。

神式の場合は仏式と同じ様に盛籠をお供えされます。仏式でNGとされている日本酒はお供えされても問題ありません。

キリスト教は仏教の様に「供養する」という考えがないので供物の習慣はありません。生花を贈るのが一般的で盛籠はしません。最近では、献花料として金銭を包んで持参されることも多くなっています。この際、注意する事として水引のついた仏式の不祝儀袋ではなく、白無地の袋を使用します。

このように宗教、宗派により違う部分がありますのでご注意ください。