韓国のお葬儀

葬祭部の門脇です。

私がこの葬儀の仕事についてから2~3度韓国の方の葬儀をしたことがあります。韓国の主な宗教は仏教もありますが、多くは儒教です。ただ私がした韓国の方の葬儀はどちらかというと仏教色の強いものでした。日本で行うとどうしても仏教色が強くなってしまうそうです。

病院にお迎えにいくと顔と腕と足にゴザのようなもので巻いていました。初めて見た際は私たちからするとそれが異様で困惑してしまったのを覚えています。韓国では亡くなってから葬儀までを3日で行う為3日葬といいます。私がした時には1日目にすることは安置した近くに遺影を置きその両脇にローソクを立て、香を焚きます。その後自宅の前に提灯を設置し、家族は故人と親交のあった方に連絡をします。

基本的には1日目は準備がメインとなります。

2日目は亡くなってから24時間たてば故人の体をキレイに洗い寿衣(スイ)(※日本でいう仏衣のようなもの)を着せ、故人の口に水にふやかした生米を入れます。その後棺に安置します。棺の前に屏風を立ててその前に遺影を置きます。その後遺族は喪服を着用し、弔問客を迎えます。

3日目は祭祀と告別式を行い、出棺します。埋葬地まで棺を運んで墓穴に入れ、喪主が3回土を盛り、その後土を盛り上げて墓を作る。墓の前に霊座を作りお供えをして祭祀を行う。帰宅後、魂を家に迎える祭祀を行います。

上記が韓国での葬儀となりますが、気づかれた方は多いかと思いますが、日本の葬儀と流れはほぼ一緒です。私がした韓国の方の葬儀もほぼほぼ流れは日本と一緒で、ただ祭祀についてはどちらかというと仏教より神道に近いものがありました。基本的に韓国では儒教が一般的である為葬儀や結婚式などは日本より豪華に派手にあげられます。

さすがに日本のお隣さんということもあり韓国は日本に似てるところも多い葬儀方式ですが、国によって全く検討もつかない葬儀をされる国もあります。また珍しい葬儀をする国があれば書いてみたいと思います。