眠っている顔

葬祭部の杉上です。

島根県の山深い田舎に住んでいた母方の祖母は94才で亡くなりました。葬儀の仕事に携わってから4年経っていましたので、祖母の死に化粧と着せ替えを自分でしました。

母も叔母もキレイになったと大変喜んでくれて、大好きなおばあちゃんの納棺を自分の手で行うことが出来て良かったなぁ‥‥と思っていると、お悔みに来られた近所のおじさんに

『死んだ人じゃないみたいで変や』

と言われました。私がしたことは祖母が住んでいる地域では珍しいことだったようです。

古来、亡くなった方の顔はそのままでは、出来ることなら見たくない形相だったようで、白い布を掛ける風習が有りました。現在は、出来る限り生前の本人らしく、また眠っている顔になるように心がけています。安らかな死に顔は遺族を安心させることが出来るからです。

たまに化粧が濃くなって「いつものおばあちゃんじゃない」と失敗したことも有りますが。最近は薄化粧を心がけていますので、ご安心ください。