社葬

葬祭部の門脇です。

時々社葬という言葉を聞かれるかもしれませんが、実は社葬は会社の社長や会長の葬儀のことをシンプルに社葬というわけではございません。社葬とはその会社に対して特に大きな功績を残した人の死に際し、会社を挙げて執り行う社会的行事です。
基本的な葬儀の場合は葬儀の内容などを決めたりするのは遺族の方がされます。社葬の場合は会社が葬儀の内容などを取り決め行います。もちろん遺族の意向を組みます。ほとんどの場合は会社=遺族という形が多いので別々になることは少ないです。
他には葬儀費用のすべてを会社が負担されることもあります。もちろん会社によってはどこまで負担するかは誰が亡くなられたかなどで決まりを決めている会社が多いです。
また、会社の中で葬儀委員長を立て基本的にはその者が全てメインになって段取りをすることになるため、次期社長などこれからリーダーシップをとっていくポジションの方がされます。私は過去に二度規模の大きな社葬の担当をしましたが、しばらく葬儀をしたくなくなる程大変でした。
取引業者からの生花の数を予想し、金額帯など数の固定が必要かなどを考え、駐車場の段取りなどバスのピストンが必要かなど通常の葬儀と比べ想定しなければいけない項目は多岐にわたります。しかし大変ではありますがが、葬儀屋としては成長できたと実感できる瞬間でもありました。
昔に比べ葬儀の形はどんどん増えてきています。これからの葬儀社として新しい形も取り入れ柔軟にお客様のニーズに添えるようにしていきたいです。