しっかりと悲しむ

葬祭部の杉上です。

式中もらい泣きしてしまいました。
元々、涙もろい私なのでご家族が故人様の事をお話されて聞いているうちに泣きそうになったり、喪主の挨拶の時に、もらい泣きしたり、司会進行しているのに、最期のお別れの時に感極まって、涙があふれたり、堂々と涙をハンカチで拭くわけにもいかず、白い手袋で涙を押さえているので、手袋にメイクの色が付いてしまいます(笑)
先日、お手伝いさせていただいた葬儀の喪主様は娘さんでした。喪主の挨拶でお母さんへの思いをお話されたのですが、同じ娘として気持ちが伝わってきて仕事中でなければ、大泣きしていたと思います。
私の涙はさておき、大切な方がお亡くなりになることにおいて、悲しみをこらえるのではなく、しっかり悲しむということは、大切なことと言われています。故人がお亡くなりになってからわずかの間に、通夜、葬儀を行い、親族への対応もあり、忙しさに追われます。そのためお亡くなりの直後は、忙しさのあまり悲しみを感じることが出来ず、葬儀を終えてから悲しみを感じ始める方も多いようです。
ただ悲しいだけではなく、色んな感情となって現れる場合もあります。そんな時は無理に感情を抑えたりせず、出来る範囲で悲しんだり、泣いたり、心の思いを素直に出してください。そして身近な人に話を聞いてもらいましょう。それは友達や、ご家族かもしれません。故人の思い出話を一緒にしてくれる人や、話を聞いてくれる人であればいいですね。人によって個人差はありますが、辛い気持ちが癒えて、懐かしい思い出に代わってくる日がきます。
私たちも、葬儀後たびたびお邪魔します。よろしければ、その時にお話しください。