悲しみは我慢しないで

以前、知り合いの方が亡くなられました。
お出会いすると、楽しくおしゃべりをしてくださり、かなり年の離れた私にも優しく接してくださる方でした。その方が亡くなられたのを知って、涙があふれ、もう会えないと思うと、なんとも言えない感情があふれました。知人の私でさえ、こんな感情になるのですから、家族の方にとっては、どんなに辛いことであろう、多くの葬儀に立ち合っておきながら改めて実感しました。

大切な方が亡くなることにおいて、悲しみをこらえるのではなく、しっかり悲しむということは大切なことと言われています。

故人が亡くなってからわずかの間に通夜、葬儀を行い、親族への対応もあり、忙しさに追われます。そのため亡くなってすぐの頃は、忙しさのあまり悲しみを感じることが出来なくて、葬儀を終えてから悲しみを感じ始める方も多いようです。

ただ悲しいだけではなく、色んな感情となって現れる場合もあります。そんな時は無理に感情を抑えたりせず、出来る範囲で悲しんだり、泣いたり、心の思いを素直に出してください。

また身近な人に話を聞いてもらいましょう。それは友達かもしれませんし、ご家族かもしれません。
故人の思い出話を一緒にしてくれる人や、話を聞いてくれる人であればいいですね。人によって個人差はありますが、辛い気持ちが癒えて懐かしい思い出に代わってくる日がきますよ。

私たちも、葬儀後たびたびお邪魔します。よろしければ、その時にお話しをしてください。