御詠歌と御和讃

ご葬儀の読経の合間に御詠歌や御和讃を詠われる事があります。
このときに詠われる御和讃は故人様を供養する内容だそうです。
先日、丹波市の臨済宗妙心寺派のお寺様や檀家の皆様などで行われる会の見学に行きました。
お寺により、有志の御詠歌の会があるそうです。
この日それぞれの御詠歌の会の方がステージで御和讃を詠われました。
普段はたくさんある御和讃の中で、その場び合う御和讃を詠われるそうです。

写真では、長慶院支部の皆様が般若心経御和讃を詠われています。
ところで、御和讃って何だろうと思い、山南町太田の慧日寺(えにちじ)のご住職と奥様にお話しを伺いました。
『和讃というのは仏様の教えを節につけたもので、これを詠うことで、昔は文字を知らない者に伝え、教えを広めることが目的でもあると言われました。どちらも何回も練習されるそうです。
また御和讃の試験もあるそうです。大事なのは、上手下手ではなく、みんなでひとつの事を行う気持ち、「和合(わごう)」が大切。それは全ての事に通じます。』とおっしゃいました。
ご葬儀に参加されましたら、お経と共に御詠歌や御和讃にも耳を傾けてみてください。