バースデーケーキ

葬祭部 広田です。

故人様が葬儀当日に誕生日を迎えました。「もう少し頑張れば誕生日やったのに」と考える方もいましたが私の考えは違いました。「葬儀に来られる皆さんが誕生日の事を知れば、多くの方に誕生日を祝ってもらえる素敵な日になる」と考えました。

当家の方に誕生日ケーキの提案をしたところ、ご当家の方も快く準備してくださいました。故人様のお名前が書かれたチョコレートのプレートが飾られたフルーツのホールケーキでした。

喪主様の挨拶の後、ケーキのローソクに火を灯していただき、お手紙を読み、そしてローソクを吹き消していただきました。多くの参列者の方が心の中で「誕生日おめでとう」と伝えてくださったことでしょう。

ひとつ誤算だったのは、ケーキについているローソクの燃焼時間です。普段お葬式で使っているローソクは1時間程度は点いたままなので、その感覚でいたのですが、誕生日ケーキに付いているローソクは燃焼時間が短く、手紙を読んでいる最中にほとんど消えてしまいました。ラストの1本が何とか踏ん張ってくれたおかげで、吹き消す役の子が活躍できました。
少し慌ただしくなりましたが、それも含めて「記憶に残る葬儀になった」と当家の方々に声をかけていただいたので安心しました。