かっこいい大人の常識

葬祭部の義積です。7月に入り毎日暑いですね。こんなに汗をかいても痩せないのが不思議です。

私は、毎年家族の代表としてお寺に参ります。いつも、知らない年配の方に混ざり緊張します。この仕事をしていて知っているはずなのに、葬儀ではないとお寺様へのお布施を渡すタイミングさえ分からないのです。そのようなときは手あたり次第聞きます(これは職業柄知らないひとでも話せる得意技です)。こんな恥もかきながら、人生の勉強をしていくのですね。

さて、お布施を包む「ふくさ」ですが、毎年大活躍です。お寺行事、お葬儀や法事や結婚式にも使用します。ふくさは、もともと、貴重品を納めてある箱の上に、ほこりや汚れ避けとして掛けられていた風呂敷から来ています。贈りもの汚さないように丁寧に運んでいます、という礼儀を示すもの、とされてきました。

皆さんはふくさと言えば何色をお持ちですか?紫や黒が多いと思います。私は紫と、サーモンピンクを持っています。
実は、ふくさも慶弔で使用する色があるのです。お祝いの場合、オレンジ・エンジ・藤・ピンク・紫などを使用します。またお悔やみの場合は、紺・・緑・グレー・うぐいす・紫などを使用します。紫は、お祝い事とお悔やみ事の両方に使えます。今は可愛いデザインのものがたくさん増えてきました。


何かの時には、ふくさから出すとスマートですよね。大人なら一つは持っておきたいアイテムです。我々世代はもちろん、若い方たちも使って欲しいと思います。