大事な人への思い

葬祭部の杉上です。

大切な人を亡くされたご遺族の会話を聞いたことが有ります。「おばあちゃんと最後に話をしたのは…」「もっと話をしておけば良かった…」「ちょっと後悔している…」後悔するということは、それだけその人の事を大切に思っていたということです。大切な人に生前どれだけの事をしていたとしても、亡くなった時にこうした感情が生まれるのは自然なことです。そんな時は自分を責めずに、その心の内を素直に出していいのです。つらい時には遠慮せずに周りの人に手助けをお願いしてください。亡くなった人の思い出話を一緒にしてくれる人や、何度でも話を聞いてくれる人、同じように家族を亡くして経験がある人なら、なおいいかもしれません。話をして自分の感情を出すことで、ほんの少しでも気持ちが楽になることもあります。

ご葬儀後に行われる初七日や四十九日などの法要、一周忌、三回忌と続く年忌法要にも、悲しみを和らげる役割があるといわれています。故人様を知る人々が集まって、故人様の思い出を語り合い悲しみを共有することで、少しずつ癒されていきます