守り刀

葬祭部の広田です。

葬儀で使う道具に「守り刀」という短い刀があります。棺の上に置いてあるのを見たことがある方もいらっしゃるかと思います。なぜ故人様の近くに刀を置くのか、それにはもちろん意味があります。様々な説がありますが、昨今の葬儀での意味としては「災いや良くないことから身を守るため」です。

しかし、全ての葬儀で使用するわけではなく、キリスト教や浄土真宗の葬儀では使用しません。仏教のほとんどで守り刀は使用するのに、なぜ浄土真宗で使わないかというと、浄土真宗には「即身成仏」という考えがあるからです。これは亡くなられてすぐに阿弥陀如来に導かれて成仏するという考えです。つまりすぐに成仏することが出来るので災いや良くないことから守る必要が無いので不要となっております。