五十回忌法要

葬祭部の門脇です。

皆様、法事っていつまで行うものかご存知でしょうか?
一般的には三十三回忌又は五十回忌まで法事を行い、百回忌や百五十回忌とありますが、それ以降は省略される方が大半です。その中でも三十三回忌で弔い上げとして行い、後は省略という形が多いかと思います。
基本的には弔い上げの際は、親戚も呼び三回忌と同様の規模でされます。
しかし、最近では家族だけで済ませてしまう方が圧倒的に多いです。そういう背景には三十三回忌、五十回忌が、亡くなって32年、49年となるのもあり、親戚の方も世代が変わってしまい、故人や連れ合いの兄弟筋と付き合いが薄くなってしまっている事があるからだと思います。
そんな中でも 私が以前勤めていた葬儀会館で五十回忌法要を執り行った事があります。
私が入社し、三ヶ月ほど経った時に会館で五十回忌法要をしたいと依頼があり自分にとっては初めての法要の担当でした。お客様の家に行き、打合せをすると法要祭壇を使ってでは無く、葬儀で使う祭壇を使ってしたいとの事で式場も大きなホールを使い、見た目だけなら葬儀と変わらない規模で法要を行うことになりました。親戚の方も30名程おられました。
長年葬儀の仕事に携わっていた当時の上司達が口をそろえて『五十回忌法要でこんな盛大にされるのは初めて見た』というくらいでした。法要が終わり、集金の後にお客様とお話をする機会が有ったので失礼ながら盛大にされる理由を聞いてみました。
すると『正直、曾祖父の顔は一度も見たことないんやぁ。今日来ている親戚も見たこと無い人が大半かも。でも曾祖父がいたから、祖父がいて、父がいて、自分がいるわけやから最後くらいしっかりしてあげたいんやぁ。』との事でした。
先祖、親に感謝を持つことは口で言うのは簡単ではあるが行動に移すのは難しい事かと思います。
当時20歳でしたがそのお客様の言った言葉を今でも鮮明に覚えているくらい心に残りました。それ以来まだ先ではあるが自分の曾祖父の五十回忌が自分の世代の時に来る形になっているのでお客様程 盛大には出来ないかもしれませんがしっかり執り行おうと決心しています。
少し堅い話になりましたが、葬儀について案内していく立場ではありますが逆に大切な事をお客様から教わる事がたくさんあります。
今回は私がお客様から教わった事のひとつを記事にさせて頂きました。