仏教の輪廻転生から離れる

葬祭部 伊藤です。

先日友人と「生まれ変わったら?」の話題になり、友人は「わかめになりたい」と言い、私は「私のままでいい」と言い、そこから仏教の六道輪廻転生の話で盛り上がりました。話も終盤の頃、「もう生まれ変わりたくない」「そんなことはできるのか?」と話が展開したので、調べてみました。

方法の1つ目は、地獄へ堕ちる殺生罪などをしないで、欲や怒りやねたみそねみの煩悩ぼんのうをなくすように修行する方法だそうです。これには、出家して、大変な難行を長期間する必要があります。そして、修行の途中で悪い事をしてしまうとやり直しになります。

もう1つの方法は、煩悩はそのままで、煩悩よりももっと深いところにある六道輪廻の根本原因をなくすことだそうで、この場合は出家も修行も必要なく、生きている今生になくすことができるようです。全ての結果には原因がある(仏教の根幹である因果の道理)ので、六道輪廻にも原因があり、その原因をなくせば、六道輪廻から離れ、永遠に変わらない幸福になれるという考え方があるようです

お釈迦さまは 
人身受け難し今已すでに受く
仏法聞き難し今已すでに聞く
この身今生に向かって度せずんば、
さらにいずれの生に向かってかこの身を度せん と仰っていて、

生まれがたい人間に生まれ、
聞きがたい仏法にめぐりあえた今生に、
迷いの解決をしなければ、いつするというのであろうか、
永遠のチャンスは今しかない         と説いておられます。

うーん、難しい。今私にできる事は、「無駄な殺生しない」、「必要以上の欲、怒り、妬み、そねみを手放す」ことかなと思いました。
あえて「無駄な」と「必要以上の」を付けました。難しい・・・また折に触れ、考えみたいと思います。