ご遺体とのお別れ

葬祭部の広田です。
今回の内容は少しセンシティブな内容になります。
葬儀の依頼があり、私が担当させていただく際にご当家に伝えていることがあります。それは私自身が父の葬儀を経験し現在でも後悔していることです。

何を伝えるかというと、葬儀の日には故人様のお姿が無くなってしまう事です。私は心のどこかで父親が死ぬわけないと思っていたので信じられず、声をかけたり、体に触れたりすることを避けていました。葬儀の日には「こんなのは嘘だ!」と歯を食いしばって涙をこらえていたのを今でも覚えています。他の兄弟は泣いていたので会葬者から見たら私だけ冷たい子だと思われていたかもしれません。怒っているようにも見えたかもしれません。それだけ事実を受け入れるにはまだまだ子供でした。

今ならその時にどうするべきだったのかわかります。父親の死をしっかりと受け止めて感謝の言葉をかけ、姿が亡くなる前にもっと父親に触れるべきでした。

悲しいお話だったかもしれませんが、大切な人を送る際には恥ずかしいとか、これはしちゃいけない、あれはしちゃいけないなどの心のブレーキは取っ払ってください。後悔や悲しみが少し減ると思います。