葬祭部の義積です。今朝、今年初めて雪が降りました。お正月は比較的暖かったですが、やっと冬が来たと感じました。雪が積もると普段と違う風景が広がり綺麗なのですが、車の運転が怖いので、ほどほどに降ってほしいとわがままな希望をいつも抱いております。
さて「アホの坂田」の愛称で親しまれた、お笑いタレントの坂田利夫さんが昨年12月29日に老衰のため亡くなられました。坂田さんは「あ～りが～とさ～ん」や「あんたバカね、オホホ～」などのギャグでお茶の間の人気を集め、吉本新喜劇のほかテレビ番組やCMと多方面で活躍されていました。
私の子供の頃、土曜日の昼間はテレビで吉本新喜劇がやっていて、いつも楽しく見ていました。出演者はみんな独特な持ちネタ（ギャグ）を披露されていましたが、坂田さんは更に独特でした。子供の頃は「面白いけど、大人やのに自分のことをアホという変な人」と思っていました。しかし大人になって印象が変わりました。舞台上では「アホ」のキャラでしたが、舞台以外で「アホ」と言われることに抵抗があり、悩まれたと聞いたことがあります。しかし最後までこのキャラクターで、徹底した笑いを貫き、本当はすごい人なのだと思います。
坂田さんの葬儀では、新喜劇で愛用していた「アホ」と書かれた衣装にマント姿で荼毘（だび）に付されました。そして坂田さんのテーマソング「アホの坂田」が流れました。
坂田さんのご冥福をお祈りいたします。
