母の終活

終活の1つとして「エンディングノート」があります。私の母が描いていたエンディングノートの話をさせていただきます。

母が亡くなった時、病院から自宅に連れて帰り、棚に目を向けるとエンディングノートがありました。中を見てみると、全ては記入していなかったのですが、自分の性格や趣味などが書かれていました。まさか書いているとは思いもしませんでした。この内容は、葬儀のナレーションに使っていただきました。

更に普段は自分の写真など飾らないのに、部屋に写真が飾ってあり、これを遺影写真に使いました。母なりの私へのメッセージだったのかもしれません。

最近は、終活(しゅうかつ)の認識も広まり、エンディングノートを書かれる方もおられます。
おそらく全ての欄を埋めるのは大変だと思います。そこで、必ず埋めて頂きたいのは、自分の事、家族への思いです。私は別居していましたので、晩年の友達が誰なのか、どのように暮らしていたのか全く分かりませんでした。友人や知人の連絡先を必ず書いておいてください。万が一の時に連絡ができます。

エンディングノートを見て、残された者は故人の意向に沿った行動をする事ができます。またノートを書いているうちに、やり残していることが出てくるかも知れません。元気な内に自分の人生を見つめ直す機会を見つけるツールとして改めていいものだと感じました。

エンディングノートを使われてみてはいかがですか?それらを整理することにより、これからの人生を豊かにする視野が広がり、より楽しい人生を送ることへとつながります。
それが、終活だと私はかんがえています。