お身体に触れてお別れください。

葬祭部の義積です。最近はピンク色や黄色を目にするようになり、すっかり私の周りは春色になりました。花粉症でない私は春は嬉しい季節です。

今回はご遺体のお話です。葬儀社が病院や施設にお迎えに行くと、必ず手袋をはめてご遺体に触れます。直接触るのが嫌なのではなく、体には感染症の危険があるためです。ご遺体から漏れた体液や血液を素手で触ることはありません。

安置時にお身体を冷やすことも重要ですが、ご遺体から体液や血液が出ていないかなどを確認することも重要です。もし出血があれば止血し、口元等に綿を詰めて開いた口を閉じ、瞼が開いていれば閉じ自然なお顔に近づけます。そうして、ご家族がお身体に触れても大丈夫なように整えます。

亡くなったばかりの時は、まだ温かく、時間が経つと冷たくなり、体に硬直が起こります。荼毘に付されるとその体は無くなります。触ることさえできなくなるのです。ですのでお身体に触れたり、お話されて最後の時をゆっくりとお過ごしください。