おばちゃん、おつかれさまでした。

葬祭部の義積です。谷川ホールの周りでは稲刈りが始まっています。暑い毎日でしたが、お盆も過ぎて季節は秋に変わろうとしています。

8月22日、伯母が息を引き取りました。94才の生涯でした。母の一番上の姉で諸事情で、私が食料を持って様子を伺いに毎週末通う生活を約3年間行いました。伯母は、すぐに何でも忘れてしまうので何回も同じ話をしてきます。それでも私はいつも、初めて聞くように相槌をうち「おばちゃん」と楽しくおしゃべりをします。伯母と姪の関係ですが、それ以上の関係だったと思います。

伯母の葬儀は地元の春日町の葬儀社で行いました。他社の葬儀社でしたが、担当の方にお願し病院から葬儀社に直接入った時に、体を冷やすことと、空いた口元を直す安置をさせてもらいました。また納棺も私が行いました。納棺の儀では、いつもと違い自分の親族が見守る中で照れ臭い気持ちは封印しいつも通りに行いました。お気に入りの毛糸の帽子を被せて、いつもの可愛い伯母になりました。伯母も喜んでくれたに違いありません。

今回の葬儀では、納棺、打合せに同席し、古い写真をパネルにし、折り紙を折り、手紙を書き精一杯の送り出しをしました。親族からも「不安やったけど、いてくれて助かった。」という言葉が何回も出ました。葬儀後の伯母の片づけられた部屋が、居なくなってしまったという気持ちにさせられます。もう行く必要もなく、姪の役目は終わりました。寂しくなりますが、きっと今度は向こうの世界で先に亡くなったご主人である伯父や、私の母や祖父母に出会い、たくさんおしゃべりしているのではと思います。