葬祭部の門脇です。
亡くなってから葬儀の日程を決める際、家や地域によりどのくらい葬儀まで日にちを空けられるか違います。もちろん早くても遅くてもメリットデメリットがあります。亡くなってからお通夜までの間に家の方がする仕事は
・お寺様との相談
・葬儀社と打ち合わせ
・自治会への連絡
・親族、知り合いへの葬儀の連絡
・親族内で供物の相談
・料理の数を決める
・遺影写真の準備
・納棺物の準備
などがあります。葬儀の規模が上がれば上がるほど仕事は増えてきます。
私のオススメとしては通夜まで24時間は空ける事です。もちろん亡くなった当日のその日の通夜はできます。ただ、全てが速足になり落ち着いて葬儀の内容を考えたり、ゆっくり故人とお別れをする事は難しくなり、後でこうしてあげたかったなど後悔される事もあります。なので私の経験上、通夜まで24時間以上空ける事が無理なくゆっくりとご遺族が葬儀の準備ができる時間だと思います。
最近では1日置かれてお通夜の形が増えてきています。その中でどうしても家の方の都合で2~3日空いてしまう場合も今までにはあります。そうなるとまず不安になるのが故人様の御身体です。夏場でクーラーが無ければ2~3日以上お布団でとなると故人様の状態は保証できません。ですので、その場合は早期の納棺をオススメしております。納棺する事によってドライアイスの冷気が柩内に充満するので冷蔵庫と同じになります。その為、故人様の御身体の状態も保つことができます。私が今までみた最長は早期に納棺し、エアコンのある部屋で安置を行い30日間保つことができました。
私が以前勤めていた加西市では人口に対して火葬炉が3つしかなく基本1日3件のみだったので、繁忙期などは5~7日待って頂く事もよくありましたが、その方法で故人様の状態も問題なく葬儀まで行うことができていました。
日程の設定で後悔をされる事は少なくありません。なので葬儀スタッフに相談して頂ければお客様の意向とご都合を考えて最善の日程をアドバイスさせていただきます。