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海外で亡くなった場合

2021
10/21
葬祭部の門脇です。

私が別の葬儀社にいたときのお話です。一度海外でお亡くなりになられた方のご葬儀を受けました。当時の私は入社して間もなく担当をできる時ではなかったので、担当のサブとして動きました。

お亡くなりになられた現地より日本まででの移動は、現地の業者で段取りをして頂きこちらは関西空港にお迎えにいきました。大きな木の棺のようなもの開けると、その中から鉄の棺あり、こちらを開け、故人様を葬儀社で用意した棺に移し替え、ご自宅まで搬送致しました。その後死亡届けを役所に提出して火葬許可書を頂くのは他とも同じなのです。しかし、書類が日本語ではなく翻訳文と一緒に提出する形は普段と違った点もありました。

海外でお亡くなりになられた場合、火葬するには2種類の方法があります。一つは現地で火葬し帰国する方法、もう一つは上記にも書いたように日本へ帰国後に火葬する形とあります。

現地で火葬する形が多くその理由は、日本へ搬送するためには100万~150万ほど費用が掛かるためです。日本へ搬送するために条件として、国際法で決まりのある納棺梱包方法があり、鉄の棺上から木材の棺に入れるため棺代が高くかかります。他にも諸々の手続きを依頼しないといけない為現地の業者に支払うお金、日本に到着しても、上記の棺では日本では火葬できない為、更に棺代、空港から自宅までの搬送代を払わないといけません。

また、必ず故人様には亡くなられてからご遺体を搬送するまでに時間がかかる場合や、日本まで遠い場合は安全面からドライアイスを使用できません。そのため、ご遺体に防腐処理(エンバーミング)を施さなければいけません。国によってはエンバーミングができない国もある為それが理由で帰る選択肢がない場合もあります。

日本で生活している私には縁のない話ではありますが、年々海外に出られる方が増えているのでもう少し手続きや国際法などややこしくなくし、費用も安くなるようになればと思います。

入職1ヶ月!

2021
10/18
葬祭部伊藤です。

初めまして!先月入職いたしました伊藤です。今まで葬祭業には全く繋がりがなく、未知の世界へ飛び込み、1ヵ月が経ちました。

前職は、普通の事務員です。実は、来世への旅立ちのお手伝いをさせていただきたい(願望)と思いながら、2人の子育てに奮闘し、気づけば48歳。転職には遅いか・・、いや今ならまだ遅くはないか・・。迷いながら、
下の子どもが高校生になった事を機に、思い切ってその願望の扉を開けてみました。

「献茶(けんちゃ)」、「棺掛け(かんかけ)」、「守り刀(まもりがたな)」・・・先輩たちの会話が・・?? なんのこっちゃ ??? 

これは、困った、48歳の頭にはなかなか定着しません。と言ってる余裕すらなく、毎日新しい事、初めて聞く用語に「ふむふむ。」「ふむふむ。」。メモ必死です。でも、一生懸命書いたメモが、
自分の字が汚くて、後で自分自身で読めない(はあー)悩んでも仕方ない。申し訳ないけれど、お手間になると思うけれど、また教えてもらおう!先輩、すみません!

ご葬儀の準備を勉強し、研修を受けました。そして、いよいよ制服を着て、「研修生」のバッチを付けて、ご葬儀の見学を致しました。今日の私の役割は、細かく目を見開いて、しっかり見学です。厳かな時間が流れると共に、
「私もいつの日か、この場所で、プロとしての役割を果たし、旅立ちのお手伝いをしたい」と強く思えました。

思い切って願望の扉を開けた自分に、「よく開けた。間違っていなかった。そして、一度開けたのであれば、前を見て。後ろは振り返らずに、やっていこう」と言いました。

次回は、何をお伝え出来るか・・・、沢山お伝えできるように、頑張ります。よろしくお願いいたします。
 

遺骨の郵送

2021
10/14
葬祭部の広田です。

仕事をしているときに、事務所の女の子が「ゆうパックで遺骨って送れるんですか?」と驚いていました。私も知らなくて驚きましたが、日本では唯一、ゆうパックだけ遺骨の郵送が可能なようです。一応、日本では公共交通機関を使って遺骨の移動を遺族が行うことは禁止されていませんが、電車を利用して葬儀会場から自宅まで帰る際は、どうしても周りの目が気になってしまいますよね。ずっと抱えていなければいけない気持ちになってしまうので、その体制をキープするのも大変です。もちろん遺骨を持ったまま手荷物として飛行機を利用することも可能です。ですが航空会社から何を聞かれてもいいように、埋火葬許可証は遺骨と一緒にお持ちいただくのが良いかと思います。ちなみにゆうパックは、全国どこでも対応可能みたいですので、便利ですね。郵便局では「割れ物」と伝えると割れないように丁寧に梱包もしてくださいます。ただし、遺骨の取り扱いについては国によってルールが違いますので、国外に持ち出す時にはその国のルールを把握しておく必要がありますので、注意してください。

髪納め

2021
10/09
葬祭部の門脇です。

山南町では髪納めがある地域は今のところ見たことはありませんが、兵庫県には浄土真宗以外は大抵あることが多いです。髪納めとはお葬式の際に火葬までの間に亡くなられた方の髪の毛をお切りし、葬儀日または次の日に菩提寺に持って行き納めます。よくお客様から「うちの親父は髪の毛無いねんけどどうしたらいいん?」と聞かれる事が多いのですが、その場合眉毛をお切りします。「じゃあ眉毛もなかったら?」自分が一度だけ経験ありますが、お寺様に確認とるとすね毛か鼻毛をとったらいいと言われすね毛をとったことがあります。あと爪をと言われる事もありました。

一度、火葬が始まってから髪の毛を切らないといけない事を思い出しどうする?どうしたらいい?と火葬場のロビーであたふたされているお客様もいました。
その時はたまたま納棺時に気をきかせて納棺の人が切っていてくれたおかげで助かりましたが、なかったらどうしていたのかなと思いました。

正直髪納めは何のためにするのか?と聞かれると最初は出家をし寺に遺髪として納めるのが言われだと思っていましたが、他にも寺によって色々言われはあるそうです。儀は地域によっていろいろな風習、又は教えがあるので色々な地域で葬儀を見る事は言い方は悪いですが、面白さがあります。

守り刀

2021
10/03

葬祭部の広田です。

葬儀で使う道具に「守り刀」という短い刀があります。棺の上に置いてあるのを見たことがある方もいらっしゃるかと思います。なぜ故人様の近くに刀を置くのか、それにはもちろん意味があります。様々な説がありますが、昨今の葬儀での意味としては「災いや良くないことから身を守るため」です。しかし、全ての葬儀で使用するわけではなく、キリスト教や浄土真宗の葬儀では使用しません。 仏教のほとんどで守り刀は使用するのに、なぜ浄土真宗で使わないかというと、浄土真宗には「即身成仏」という考えがあるからです。これは亡くなられてすぐに阿弥陀如来に導かれて成仏するという考えです。つまりすぐに成仏することが出来るので災いや良くないことから守る必要が無いので不要となっております。

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