ブログ「もみじ市民ホール」
お葬式あれこれの記事

故人様を偲ぶ句

2021
03/05
葬祭部 義積です。

私は恥ずかしながら初めて「弔句(ちょうく)」という言葉を知りました。これは親しい方がお亡くなりになった時、葬儀の時に故人様を偲ぶ句を作り、霊前に捧げるものです。

る葬儀で、生前に俳句で繋がりのあった方から、いくつかの弔句をお預かりしました。その弔句は、式前に祭壇前に並べ会葬者にご覧頂き、式中には代表の方の句をお読みしました。

本来なら、生前お付合いのあった方々にご参列いただき故人様をお送りしていただくのですが、最近は様々な理由で、葬儀式はお身内の方だけでされる形式が増えてきました。今回は俳句という形で、故人様を偲び送られるものとなりました。

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ペットとのお別れの形

2021
02/11
葬祭の門脇です。
ペットを家族同様に考える人が増えてきました。今ではペット専門の葬儀社や霊園、ペットにお経を読んでくれるお寺もあるくらいです。

このようにペットを人間と同じように扱う状況が整ってきていますが、法的にはペットと人間は違います。ペットが亡くなった場合、犬だけは市町村に届ける必要があります。ペットは亡くなると、市町村の清掃事務所の担当になりますが、市町村によってはペットの火葬施設を持っているところもあり、その場合は環境衛生課の担当になります。丹波市のホームページにも犬の死亡届について書かれています。

ペットの火葬は、他のペットと合同で火葬される「合同葬」、収骨ができる「個別葬」、飼い主が火葬に立ち会う「立会葬」があります。火葬料金は体重によって変わる場合があります。

私の昔の上司の体験談ですが、ペットの葬儀を一般参列者も呼んでされたことがあるそうです。家族以外には誰も来ないのではないかと思われましたが、聞いたところそのペットはお店の看板犬であったそうで、常連のお客さんなど通常のお葬式と変わらないくらいの参列者があったそうです。その際はお寺様は呼ばれずに、来られた方には式が始まると順番にお花を棺に入れていただき、お客様からの手紙や施主様からの挨拶などをされたそうです。

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実は最近、私の自宅で飼っている犬が亡くなり火葬をし、お骨は今も骨箱に入れ自宅のリビングで祀っています。犬が亡くなった時、私は熱で倒れており何もしてあげることが出来きませんでしたが、他の家族がお花を用意し、簡易的な棺代わりの箱にお花と好きだった犬のお菓子を入れ「個別葬」で火葬を行いました。今、リビングに祀っている骨箱は今後どのようにしていくかはまだ決めていませんが、家族全員が納得できるやり方を考えていきたいと思います。

庭の梅の木

2021
02/07
葬祭部義積です。

納棺を行う時、ご家族は故人様にちなんだ様々な物をお入れになります。生前お好きだったお洋服や帽子、趣味の作品やお菓子など。お棺(ひつぎ)をみるだけで故人の生前の様子が思い浮かぶ事もあります。

ある方のご親族が、お棺の中に庭に咲く梅の木の枝を一本切り、お入れになりました。故人様のお宅の庭には、毎年綺麗な梅の花を咲いているのでしょう。

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故人様の枕元には先にお亡くなりになられたご主人のお写真を添えられていました。ご主人と一緒に庭の梅をその花を愛(め)でられているような気がします。お棺の中は故人様の人生を凝縮したひとつの空間に感じます。

精進落とし

2020
12/25
葬祭部の杉上です。精進落としは葬儀後に行う会食のことを言います。かつてはその言葉の通り精進料理を落とす(終わらせる)という意味でした。

昔は親戚など近しい人が亡くなった後は肉や魚などを食べることを避け、四十九日の忌明けまでの間は精進料理を食べていました。精進料理をやめて、通常通りの食事に戻す際の最初の食事が精進落としの元々の意味です。日常生活へと戻っていくための一つの区切りとしての儀式だったわけです。

しかし現代では様々な生活スタイルが有りますから、四十九日まで精進料理を食べ続けるというのは、なかなか難しいものがあります。精進料理では肉や魚などはもちろん、卵や乳製品なども断ちますから、現代人の食事には適応しない部分が多くあるためです。

そのため現在は精進落としの本来の意味合いは薄れ、葬儀後に食事や酒を用意して僧侶や故人の親戚や親しい友人をもてなす場へと変化しています。

故人へのお悔みの気持ち、参列者への感謝の気持ちが込められた宴席の場が現代での精進落としなのです。

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寒中見舞い

2020
12/11
葬祭部の杉上です。

寒中見舞いとは、厳寒期に相手を気遣ってお互いの近況を報告しあう季節の挨拶状です。

寒中とは二十四節気の「小寒(しょうかん)」と「大寒(だいかん)」にあたる期間で、寒の入り(1月5日)頃から立春の前日頃までを表します。

節分を過ぎると立春になりますので「寒中」は使用できません。寒中見舞いは松の内を過ぎてから1月下旬までを目安に投函するのが一般的です。

寒中見舞いは次のような場合に出します。
 ・ 季節のごあいさつ
 ・ 年賀状の返信が遅くなってしまった場合(松のうちを過ぎてしまった場合)
 ・ 喪中の方へのごあいさつとして
 ・ 喪中と知らずに年賀状を出してしまった場合のお詫び
 ・ 年賀状を頂いた方に対して喪中欠礼をお知らせする
 ・ 故人宛の年賀状に対する返礼

寒中見舞いは暑中見舞いと同じ季節のあいさつですから、こうでなければならないという決まりごとは有りませんが、正月をイメージする写真や干支など年賀状の定番である絵は使用しない方が良いでしょう。

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文例を紹介しますので、参考にしてください。

【年賀状を頂いた方に対して喪中欠礼をお知らせする】
 寒中お見舞い申し上げます。
 新年早々、お年賀ありがたくちょうだいいたしました。
 こちらからごあいさつ申し上げるべきところ、
 喪中につき遠慮させていただきました。
 なお本年も相変わらずよろしくお願い申し上げます。


【故人宛の年賀状に対する返礼】
 寒中お見舞い申し上げます。
 年頭のごあいさつをいただきありがとうございました。
 ◯◯(続柄・故人の名前)は昨年◯月に他界いたしました。
 旧年中にお知らせ申し上げるべきものを、
 年を越してしまいました非礼をお許しください。
 故人が生前に賜りましたご厚情に深く感謝するとともに、
 皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
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