ブログ「もみじ市民ホール」
お葬式あれこれの記事

焼香順位の読み上げ

2021
09/04
葬祭部の門脇です。

私が山南に来てからは今のところ一切ないですが、加西で勤めていた時はつい最近まで一般葬の際には焼香順位の呼び上げがありました。焼香順位とは親族の焼香の際に血の濃い方から順番に名前をお読みし焼香して頂く風習なのですが、兵庫県ではほとんどの所で昔はそれがありました。しかし、この焼香順位というものが一番葬儀において親族の間で問題になることが多い風習でした。焼香順位では基本こられる親族の名前を全員書くのですが、名前が漏れていたり、順番が間違っているとあとで喧嘩になる事が多く遺族の本心では出来ればしたくないというのが本音でした。なので「やめよう」という動きが加速し、どんどんされる地域が無くなっていったそうです。

私も葬儀の司会していたのですが、その際に焼香順位があるときはとても大変でした。
何度か名前をお読みしているときに家の方が司会のところに来て「思わぬ人が来ていた!」と名前を急遽入れてこられたり、その通り読んでいても名前が間違っているや、順番がおかしいと親族から言いに来られるかたもありました。焼香順位がある際は家の方だけでは不安なので、お通夜に本家の方など、親戚で一番年配の方に見てもらってくださいと重々お願いをしています。

社葬や会社の重役の方の式の際は今でも焼香順位はあります。特に親族よりも来賓の方など代表者の読み上げが多くそのほかに社葬では葬儀委員長の止め焼香などでお名前を読むこともあります。
他の地域にお葬儀に行くとまだまだ残っている所もあるかもしれません。もしその場面に出くわしたら家の方も本当寝れないくらい大変な思いをしてリストを作られているので順番や間違いは多めに見てあげてください!

棺の中に好きな物を

2021
08/21
葬祭部の杉上です。

納棺の際に「棺の中に入れてあげたいものはありませんか」とお声をかけると「グランドゴルフが好きだったからクラブを入れたい。」とおっしゃいました。しかしクラブは燃えにくいものなので難しいとお話しましたら、とても残念がられました。

 葬儀前の打合せの中で、故人様がグランドゴルフやパチンコが好きだった話を聞き、やはり好きな物を棺の中に入れてあげたい気持ちが伝わってきます。そこで、燃えやすいものであれば良いと思いパソコンに向かいました。そうですイラストです!まずはグランドゴルフのクラブを検索しました。

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次にパチンコです。パチンコで嬉しいのは何といってもパチンコの玉が大量に出てドル箱を積んでいる風景でした。検索すると有りました!その2枚を大きめの用紙にプリントしました。

棺前のお別れの時に「それでは最後にご主人さまがお好きだったものを入れてあげてください。」とイラストをお渡しすると、奥様が驚きながら大変喜んでくださいました。パチンコのドル箱には親族様も笑いが。
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奥様が声を掛けながら棺の中に入れてるのを見ていると、ついもらい泣きしてしまいました。

オンライン葬儀

2021
08/17
葬祭部の門脇です。

現在、色々な物がオンライン化していっています。葬儀のオンライン化も昔から有ったのは有ったのですが、このコロナ禍により少しずつ普及をして来ています。オンライン葬儀(リモート葬儀ともいいます)とはパソコン、スマホなどを利用して遠隔地から参列できる葬儀携帯の事です。

主な特徴は、インターネットを通じた葬儀のライブ配信や、葬儀後の期間限定の映像配信です。利用するシステムや端末にもよりますが、葬儀会場にいる参列者と、遠隔地にいる参列者が会話することも可能です。葬儀に参列したいけど、やむを得ず参列できない方への対応策としてオンライン葬儀が有効な手段として受けいれられつつあります。 また、遺族側の立場であれば、コロナ禍で参列者を限定せざる得ない葬儀において、会場にお越し頂けない方に参列の機会を用意するという意味でもオンライン葬儀が存在意義を持ちます。
このオンライン葬儀にももちろんメリットとデメリットがあります。

メリットでは上記でも書きましたが「葬儀会場に来れない方が参列できる。」「葬儀会場の容量を超える規模の葬儀が出来る」「感染症対策として有効」があげられます。2番目のメリットに対しては仮に葬儀会場が数十人しか入れない大きさであっても、オンラインでは数百人、数千人と際限なく葬儀に参列していただくことが出来ます。また、大きな会場を使用するよりもコストが抑えられることもメリットとして考えられます。

デメリットとしては「撮影範囲の問題がある」「デジタル端末に弱い人もいる」「スマホなど通信機器の不備で参加できない方もいる」
ひとつのデメリットの撮影範囲の問題に関しては故人の姿を見たいという方がいらっしゃるかもしれませんが、故人を撮影することには抵抗を感じる人もいます。また、火葬場は撮影が禁止されているため、オンライン葬儀では最後のお別れの様子まで立ち会えないという問題もあります。

もちろんオンライン葬儀自体が受け入れらるかという問題もありますが、金額を調べたところオンラインサービス自体は大体3~5万程でそこまで金額ははらないそうです。ちなみに香典や供物に関してもクレジット決済などで対応もできるので全てオンラインで済ませる事ができます。
まだまだ郡部では普及は先の話になりますが、近い将来オンライン葬儀が主流になる時代がくるかもですね。

葬儀社選びは元気なうちに

2021
08/07
葬祭部の杉上です。

「前もって葬儀の準備をするのは縁起が悪い事だ」とされていた時代もありましたが、現在では多くの方が事前に相談をされています。

 「事前に」と言われても、元気なうちに選ぶのはどうかな?葬儀が差し迫っている状況になってから選んだら良いのでは?と思われる方もおられるでしょう。結論からいえば葬儀社選びは元気なうちにされることをおすすめします。

 体が弱ってから色々な葬儀を見て回ったり、話を聞いたりするのは負担が大きいですし、「お葬式が間近に迫っている感じがして、つい二の足を踏んでしまう」とも耳にします。また気持ちに余裕が無い状態では葬儀会社を比較することをあきらめてしまい、結果的に納得が出来ない葬儀社を利用することになってしまう可能性も有ります。

 心身共に健康で、お葬式はまだまだ先の話だと思えるうちに葬儀社を選ぶことで、安心して任せられる葬儀社を見つけることが出来ます。

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最期の望み

2021
07/24
葬祭部の杉上です。

『在宅医たんぽぽ先生物語さいごはおうちで』という本を読みました。実際にあった患者さんのお話がマンガで描かれており、在宅医療とはどんなものか、どんなことが出来るのかが分かりやすくて、読みやすかったです。

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最も心に残ったのは、小学3年生のお子さんを残してお亡くなりになったお母さんです。退院をして自宅療養しながら、自分のしたいことや叶ええたいことをされます。そして12月、食べれらなくなってくる中、最後に食べたかったのが桃でした。スタッフが「クリスマスピーチ」という冬に食べ頃を迎える桃を探し出しました。その桃を家族みんなで食べた1週間後、ご家族に見守られ旅立たれました。

「亡くなる日まで自分らしく その人らしい最期」これは葬儀にも言えます。儀式は共通ですが、儀式以外の事は十人十色のお別れがあります。好きだった歌手の曲を流して欲しい、死化粧は娘の手でしてあげたい、故人様の好きなものを花祭壇で作りたい、家族だけで誕生日会のように過ごしたい、思い出の写真をたくさん飾りたい、思い出の場所をドライブしたい・・・。
 
故人に何をしてあげたいか?誰と見送りたいか?お葬式までの最後の時間をどう過ごしたいか?心残りの無いお葬儀のために考える3つのポイントです。











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