ブログ「もみじ市民ホール」
お葬式以外のお話の記事

お布施の水引き

2020
08/17
葬祭部の門脇です。

もみじホールでは、お寺様へのお布施の準備を代わりにしているため、お布施についての質問というのは少ないですが、前にいた葬儀社ではそういったサービスをしていなかったため、毎回のようにご当家から質問がありました。

特に多いのが入れる袋はどれがいいのか?という質問は本当に多かったです。基本的には無地で水引は必要ないと言われるのが全国的ではありますが、水引を使う地域もあります。その中でもまた水引に関しても地域により違いがあります。山南の方では基本黒白の水引を使っていますが、実は地域的に関西では黄白の水引を使うことが多いです。
関西以外の他の地域では基本黒白です。自分が聞いた理由としては黒白というのは慶弔に関して使われるものでご不幸があった側に渡すものになるのでお寺様の家にはご不幸が起きていないので黄白を渡すそうです。

ちなみに水引の帯のむずび方にも意味があり「あわじ結び」と「蝶々結び」と2種類ありますが、あわじ結びは一度きりの祝いや弔事に用いられ、蝶々結びは何度も繰り返してよいお祝いごとの場合に使われます。なので葬儀などは「あわじ結び」を使うのがいいとされます。

意外とお布施の封筒など香典袋などは奥が深く地域による風習なども強く絡んできます。地元の事は地元の葬儀社が一番詳しいので、分からないことがあればご相談ください。

施餓鬼

2020
07/06
葬祭部の門脇です
前回は初盆について書きましたが、今回は施餓鬼のお話です。

お客様と初盆のお話をしているとよく出てくるのは施餓鬼の話です。施餓鬼が○○日にあるという話を言われ、施餓鬼ってなんなの?という質問をよくされます。餓鬼とは文字通り、餓鬼に施しを行うことを意味します。餓鬼というのは生前に悪行を行い地獄に落ちた魂や生前食べ物を粗末にしたり、俗世で供養してもらえなかったりして無縁仏となってしまった霊が地獄に落ちて鬼になってしまったもののことです。

そして餓鬼の世界のことは「餓鬼道」と言い六道の一つにあたります。餓鬼道は餓鬼は物を食べようとすると全て燃えしていまい常に飲食をすることができないため、飢えと渇きにもがき苦しんでいます。そのためにに食物や飲み物をお供え物として捧げ、法要を執り行います。簡単にいうと地獄にいる餓鬼に対して施しを行い、この世にいる自分たちの極楽往生を願うのが施餓鬼となります。

宗派によっては亡くなった方の供養も含んだり仏様の働きで子孫繁栄にもつながるとされるものもあります。ちなみにお盆だけでなくお彼岸の時期にもされる寺院あります。まだ山南のほうでは詳しくはわかりませんが、私が昔働いていた加西市では施餓鬼にはその年に初盆を迎える家が寺に集まり、施餓鬼をされておられました。お客様に施餓鬼はどうでした?お聞きすると住職様より色々な話を聞けて楽しかったですというお話もありました。全国的に見ると初盆とは関係なく基本的には故人や先祖を供養する目的ではないので毎年参加をするところも多いそうです。

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初盆

2020
06/22
葬祭部の門脇です。

早いもので6月ももうすぐ終わりになり7月がきます。もう少しすればお盆となりますので今回は初盆について少し書かせていただきます。

まず、初盆とは何かというと、亡くなられてから四十九日後初めてのお盆の事を指します。関西では基本「初盆(はつぼん)」関東では主に「新盆(あらぼん)」と言います。山南町では仏壇で提灯だけ飾るだけではありますが、地域によって祀り方は色々あります。

本来であれば初盆では仏壇とは別に祭壇を組み 先祖様と新仏様を分けて祀るところが多く、かなり飾る地域は減りましたが祭壇の上に精霊棚を置き飾る地域もまだ残っており、その精霊棚は初盆が終わると川に流すという風習があります。盆提灯にしても軒先提灯を飾る地域や通常の盆用の提灯を飾る地域、柄の付ていない白色の提灯を飾る地域とその地域より様々です。しかし、最近では全体的に盆提灯は葬儀で使用した提灯を使う形が主流になってきています。 

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